広島市現代美術館は1989年の開館以来、作家の創作活動を支援することを目的に公募展を実施してきました。同時に、来場者にとっても魅力的な展覧会となることを心がけ、これまでに「公募『広島の美術』」「新・公募展:Re-Act」「ゲンビどこでも企画公募」「ゲンビ『広島ブランド』デザイン公募」などを開催。2023年「Hiroshima MoCA FIVE」としてリニューアルしました。
第2回目となる今回も、広島市現代美術館の学芸員と特別審査員により選出された5名/組のアーティストは、美術館によるサポートを受けながら、展覧会への出品作を制作・展示していきます。
■テーマ「記憶」
◯Hiroshima MoCA FIVE 25/26のテーマは「記憶」。記憶は個人の経験や環境、歴史とも深く結びつき、多様な解釈が可能です。テーマに応じた、自由な発想と意欲的な表現による作品を期待しています。
◯作品のジャンル(平面、立体、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど)や素材(木、金属、陶など)は問いません。ただし展示室内の環境維持に支障をきたすような素材の使用はお控えください。
◯展覧会の開催期間を通じて展示可能な作品であること。パフォーマンスや演奏はその限りではありませんが、少なくとも展覧会初日(12月20日)には上演することとして、その後も来場者が常時鑑賞できる工夫を検討してください。
◯応募できるのは1名/組につき、1作品とします。複数点から構成された組作品での出品も可能です。
◯他の公募展等に応募していない未発表のオリジナル作品に限ります。
◯当館の搬入口の扉は、約幅2.7m×高さ4mです。それ以上の大きさ、重さのある作品の場合は、事前に相談してください。また、実現性と安全を考慮した作品・展示にしてください。
◯入選作品の展示場所は、展示室B-2、B-3(展示室内のみ)です。展示場所は、入選後に学芸スタッフと協議の上決定となります。
■入選および賞ほか
◯入選5名/組
入選者各人(組)に活動奨励費として40万円を支給します。
◯広島市現代美術館賞/特別審査員賞
入選者による作品設置および上演が完了した時点で、広島市現代美術館賞と特別審査員賞を各1名/組ずつ決定します(賞金各20万円)。
◯展覧会の会場風景(記録写真)をまとめて、PDFファイル等で提供します。
■入選後の作品制作および展示作業等
◯作品の配置場所、展示方法、その他については、魅力的な展覧会をつくるために、美術館学芸スタッフと協議の上決定するものとします。
◯搬入・搬出および展示・撤収は必ず作家本人か、本人に代わる人が行ってください。作品設営や展示作業については、美術館が可能な範囲でサポートをします。
◯展示に必要な機材類、額や台座などは、原則として入選者が用意してください。
◯作品制作および設置作業のための広島滞在については、宿泊先を斡旋できる場合があります。事前にご相談ください。
◯作品の搬入・展示作業は原則として2025年12月15日(月)~12月19日(金)9時~17時の間で行ってください。大型の資材の搬入や大きな音の出る作業は、全館休館日の12月15日(月)に行うことが望ましいです。また撤収・搬出作業は、原則として2026年3月1日(日)17時~21時と3月2日(月)9時~17時に行ってください。
■募集期間
2025年6月1日(日)—7月25日(金) 17:00 (期間内必着)
https://www.hiroshima-moca.jp/project/on-going-project/hiroshima-moca-five-25_26