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Maco(藪田 正弘)作品展「原発 : 時を超える風景 vol.2」(KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 連携イベント「KG+」 参加プログラム)

開催情報

【作家】Maco(藪田 正弘)
【期間】2025年4月29日(火)~5月11日(日)
【開館時間】12:00~19:00(最終日~17:00)
【休館日等】月曜
【料金】無料 

会場

会場名:ギャラリーヒルゲート 2F
webサイト:http://www.hillgate.jp
アクセス:〒604-8081 京都府京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
電話番号:075-231-3750

概要

本展は日本国内に存在する原発の姿を“風景”として捉え、古典写真技法によって表現した写真展です。

一人の人が持つ時間はせいぜい100年前後。それに対し原発はそれが生み出した放射性廃棄物を安全に保管するために、1万年単位にわたる人の管理を必要とします。

この時間軸の長さの非対称への思いを180年あまり前に発明された古典写真技法、ヴァンダイク・ブラウン・プリントによる画像に託しました。

Maco (藪田 正弘)

1952年 神戸市生まれ。

1975年~2013年 読売テレビの記者・ディレクター・プロデューサーとしてテレビ番組制作などに当たる。

2013年〜18年 BPO[放送倫理・番組向上機構]調査役

2018年~写真表現大学(大阪・茨木市)にて写真研究・古典プリント講座等を受講。古典写真作家 若林久未来氏に師事し古典写真技法を深める

《個展》

 2021年9月28日~10月3日 「Manhatta-n (2021) ~多層の街、その“かたち”を描く~」

    ギャラリーヒルゲート(京都市中京区)  (「KG+2021」参加写真展)

  2023年4月11日~23日   「原発:時を超える風景」

      ギャラリーヒルゲート(京都市中京区)  (「KG+2023」参加写真展)

《グループ展》

  2021年10月27日~29日   「第1回 Classical Photograph の魅力」

      大阪市中央公会堂

  2022年12月7日~18日   「第2回 Classical Photograph の魅力」

      堺アルフォンス・ミュシャ館 ギャラリーつつじ

  2023年10月16日~21日   「第3回 Classical Photograph の魅力 in MILANO」

      Chie Art Gallery (イタリア・ミラノ)

  2024年2月6日~11日   「第4回 Classical Photograph の魅力」

      堺アルフォンス・ミュシャ館 ギャラリーつつじ

  2024年10月23日~26日   「第5回 Classical Photograph の魅力 in Venice」

      カ・フォスカリ大学 カルチュアル・フロー・ゾーン(イタリア・ヴェネツィア)

「ヴァンダイク・ブラウン・プリント」(Vandyke Brown Print)

1842年に英国の天文学者のジョン・ハーシェルによって発明された鉄と銀の化合物の組み合わせに基づく最も古い写真技法のひとつ。17世紀の宮廷画家、アンソニー・ヴァンダイクの絵画の特徴である美しい茶色との類似性にちなんで名付けられた。

紙に薬品を塗布して印画紙を作り、紫外線を照射して画像を焼付け、水洗・定着・乾燥するまで、すべて手作業で行われる。

薬品の調合、紙の種類、薬品を塗布する際の手順や刷毛の状態、紫外線の照射時間、水洗の際の水温など様々な要素によってコントラストや色合いが変化し、まったく同じプリントを作ることは極めて困難。故に唯一無二の作品が誕生する。

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