東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

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Italian colors

開催情報

【期間】2025年2月4日(火)~2月9日(日)
【開館時間】12:00~19:00(最終日~17:00)
【休館日等】月曜
【料金】無料 

会場

会場名:ギャラリーヒルゲート 1F・2F
webサイト:http://www.hillgate.jp
アクセス:〒604-8081 京都府京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
電話番号:075-231-3750

概要

芸術の国イタリア各地から6人のアーティストが集まり、フィレンツェの姉妹都市である古都京都で展覧会を開催いたします。

手法も表現の仕方もそれぞれに強い個性を宿す作品群は、日本人が思うイタリア芸術とはかなり異なる現代イタリア芸術の一端を垣間見せてくれます。

シルクロードの東端と西端の感性が、芸術作品を通じてこの時代にどう邂逅するのか、みなさんにもその場に立ち合っていただければと思います。

企画キュレーター:  ロベルタ・フィオリーニ、中川真貴

2月8日(土)17時から19時まで、ギャラリー内で交流会を開きますので、お立ち寄りください。

後援:Museo Ugo Guidi(ウーゴ・グイディ美術館)、Centro Culturale Firenze-Europa“Mario Conti”(チェントロ クルツラーレ フィレンツェーヨーロッパ“マリオ・コンティ”)

Franco Margari  (フランコ・マルガリ)

フィレンツェ在住の画家であり彫刻家。25年にわたり数多くの個展やグループ展を開催、最近ではアムステルダムのイタリア文化会館、ベルリンの「The Ballery」ギャラリー、ロンドンの「Art Moor House」、ストックホルムの「Galleri Svea」、モスクワの「Galeria Masterskaya Lega」などが挙げられる。2021年、名誉ある「プレミオ・カステッロ」を受賞。現在、フィレンツェで最も歴史ある芸術団体(Società delle Belle Arti – Circolo degli Artisti ‘Casa di Dante)の会長を務める。マグマや海底が絶えず動き変化するように、彼の作品は抽象的イメージを喚起し続ける。

Giuseppe Alesiani  (ジュセッペ・アレジアーニ)マルケ州のマッシニャーノ出身で現在も在住。独学で絵を描き始め、マチェラータの美術アカデミーでデッサンを学ぶ。1970年代半ば頃からイタリア国内外でアートフェアや展覧会に出展、高い評価と同時に多くの賞を得ている。彼の作品は、ジュネーブ、グラスゴー、ニューヨーク、トロント、リヨン、マドリッドなどの画廊や個人コレクションに収蔵されている。彼の業績を讃え、2024年夏に故郷の街で全作品の展覧会が開催された。彼の作品は、巧みな色彩の透明感と表現されたフォルムや光の雰囲気によって、詩的でノスタルジックな自然の物語を描き出し、美しさだけでなく人生や過ぎゆく時の気配を私たちに感じさせる。

Mauro Martin (マウロ・マーティン)

ピエモンテ州ピネローロ出身、トリノ在住。建築学部卒業後、ヴェネツィアの芸術家たちと親交を深め、絵画、フォトリアリズム、ファイン・アート、デジタル・ビデオ・アートの分野で活動。 1970年代末に「マジック・リアリズム」に傾倒し、具象作品と並行して抽象絵画を展開。 2000年代初頭からは彫刻や写真も手がけ、ローマ・トリエンナーレやヴェネチア・ビエンナーレなど、国際的展覧会で作品を発表している。彼は、ルネサンスの「黄金分割」を好んで用い構成要素の数学的比率を大切にする一方、写真作品と同様、絵画においても抒情性が感じられる。

Milvio Sodi  (ミルヴィオ・ソーディ)

出身はピサだが、1960年代後半からフィレンツェ在住。半世紀にわたり唯一無二の情熱をもって絵を描き続け、イタリア内外のさまざまな都市の展覧会で作品を発表してきた。彼は「具象画集」(85歳の誕生日を機にレッジョ・エミリアのパニッツィ図書館が収蔵)などの出版物を通して、次々と続く「絵画のサイクル」を記録し図解している。薄めた油絵具で水彩画のように繊細なニュアンスを出す技法を用いファブリアーノ紙に描いた「肖像画」は独特である。彼の作品に関する書籍も多く、2018年にピノキオ・インテルアッティーヴォ美術館では、原画の展示とともに『Io (e) Pinocchio』という本が発表された。

Simonetta Fontani  (シモネッタ・フォンターニ)

フィレンツェ出身で郊外のカンピ・ビゼンツィオにアトリエを構える。イタリア国内外で数多くの個展を開催。見本市、展覧会、コンペティションにも参加し、重要な賞(「XXIV Premio Firenze」での「Fiorino d‘oro」など)を受賞している。ルクソール、ロンドン、ベルリン、ストックホルム、ソウルの展覧会で入選。また、カンピ・ビゼンツィオのミゼリコルディア記念墓地のために21メートルのフレスコ画を制作した。個人や文化協会でドローイングや絵画も教えている。油彩、テンペラ、水彩、チョーク、木炭ドローイングなど、さまざまな技法を駆使し、光と影の強いコントラストと、強い音色を持つ絵画を描いている。

Willy Pontin  (ウイリィ・ポンティン)

ヴェネツィア州、ノアレ出身。現在も当地にアトリエを構える。1960年代末から画家として作品を発表、10年後には彫金家としての研究も始め、ヴェネチアの国際版画センターでエッチングやアクアチントの技術を磨く。その後「アトリエ・アペルト」のアーティストたちとともに木版画やコラージュなど他の革新的な技法も試み、イタリア国内外で数多くの展覧会を開催している。絵画とグラフィック技法を駆使した作品が多いが、色彩彫刻も発表している。風景や建築物の断片の中に描かれた細身で官能的な女性像は、透明感、色彩、線の間の独特のリズムが特徴的で、金箔の小さな象眼はモザイク表現を思い起こさせる。

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