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「平面の崖」millitsuka

開催情報

【作家】millitsuka
【期間】2024年9月6日(金) – 9月23日(月)
【開館時間】金 土 日 14:00~20:00
【休館日】火曜
 ※月 水 木はスタッフが不在ですが、自由にご覧いただけます
【料金】無料

https://www.haku-kyoto.com/複製-current-exhibition-4

会場

会場名:haku kyoto
webサイトhttps://www.haku-kyoto.com
アクセス:京都府京都市下京区中之町566
電話番号:075-585-5959

概要

この度、haku kyotoではイラストレーター millitsuka(ミリツカ)の個展「 平面の崖 」を開催いたします。

​「なんでこれが現実には存在しないんだろうと思いながら描いています。私の作品は、みんなの頭の中にある “こんな場所があったらいいな” という思いを織り混ぜた世界なんです。」

​millitsukaは、RPGゲームのような探索心を持って街を散歩する習慣があり、印象に残った何気ないモノやコトなどの記憶を自身の作品へと昇華させます。グラデーションカラーが印象的な彼女の作品のアイデンティティとも言える表現は、独特な魅力を持っています。

本展では、平面作品に加え新作として “なだらかに曲がった平面作品” を発表します。

この “なだらかに曲がった平面作品” に対し、「平面から立体に変わりたいと考えて崖を飛ぼうとするけれど、その崖自体が平面で変わらないもどかしさを表現しています。この作品では、立体になろうとするもどかしさと、立体になれるかもしれないという希望の両方を込めています。」とmillitsukaは言います。

彼女が「崖」と表現しているのはまさに、millitsuka自身作家としての成長が目の前にあること、もうすぐそのハードルは超えられそうな期待の現れのようです。

これは、彼女が思い描く世界観への願いと、自身の作家としての制作の姿勢に変化が訪れた「転機」のような状態なのかもしれません。

本展を通して、「平面から立体へ」という作品の変容を体験し、その輪郭を辿ります。

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絵を描いていると、行きたいのにいけない場所、触りたいのに触れないものばかりで永遠に平面という範囲から出てこない作品たちにもどかしさを感じています。

​よしこれで立体になった!ここから先は立体だ!と思い平面の崖のふちに立ち、意を決して一歩踏み出すもそこは変わらずまったいらな平面で、踏み出した足はただ平面を歩く足になってしまう、それを何度も繰り返しています。

​平面の崖にとらわれています。降りられない場所にいます。

もしかしたら階段を作って上に上がれば何かが変わるのかもしれません。階段も立体物なので、それが出来るにはまだまだ時間がかかりそうです。

​◎作家プロフィール

millitsuka 

武蔵美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。東京在住。 第206回ザ・チョイス入選、第14回グラフィック 1_WALLファイナリスト、HB FILEコンペvol.31 仲條正義賞。 デジタル、アナログ両方の手法でグラデーションを特徴としたイラストを制作。 広告や装画のイラストレーションのほか、個展などの個人制作も行う。

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