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李 俐亞個展「旅する庭」LIYA LEE Solo Exhibition “Moving Garden”

開催情報

【作家】李 俐亞
【日付】2025年5月10日(土)- 6月1日(日)
【時間】13:00-19:00(最終日は18:00まで)
【休館日等】月・火・水・木曜
【料金】無料

 https://galleryunfold.com/archive?lang=ja

会場

会場名:gallery Unfold
ウェブサイト:https://galleryunfold.com
アクセス:〒606-8412 京都市左京区浄土寺馬場町1-3

概要

大地の血管である川は、無数の生態系を育み、多様で豊かな生命の風景を生み出しています。川の流れは、時間の痕跡、自然の詩、人々の記憶を織りなしています。花は、大地に静かに佇みながらも、生き生きとした生命そのものであり、その存在が私たちに強く、そして優しく語りかけてくれます。

《旅する庭》は、単なる風景の展示ではなく、台北の基隆河から京都の白川へと続く旅でもあります。李俐亞は、川沿いで採集した花や植物を生態系の物語として織り上げ、それらを回遊可能な空間へと展開させました。「旅」と「庭」という二つの核心的なコンセプトのもと、観る者を川の生態系に潜む小さくとも豊かな世界へと誘い、自然と人間との深く絡み合った関係をあらためて見つめ直す機会を与えています。

李は、幼少期に絵本『秘密の花園』に心を動かされ、いつか川辺に自分だけの秘密の場所を作ることを夢見てきました。それは、想像力にあふれ、自然が心を癒してくれるような場所です。《旅する庭》では、京都で撮影した風景に加え、エミリー・ディキンソン(Emily Dickinson)の詩にたびたび登場するクレマチス(Clematis)などの植物のイメージも取り入れ、台北や京都の街角で拾い集めた石に転写することによって、虚構と現実が混じり合い、自然と芸術が交錯する、特別な時間と空間が作り出されています。

花は、川の生命力の象徴です。基隆河の野花から、京都の河岸を彩る春の植物まで、一輪一輪の花が、大地と水の記憶を映し出しています。李は、これらの記憶を「石の花」として結晶化させました。決して枯れることのない「石の花」を通じて、自然への慈しみと共感を呼び覚まし、私たちの心に宿る秘密の花園が、絶え間なく成長し、生命を育み続けることを願っています。

テキスト|李 俐亞
翻訳|gallery Unfold

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