開催情報
【作家】吉原英里
【期間】2025年9月16日(火) – 9月28日(日)
【開館時間】12:00-18:00
【休館日等】月曜
【料金】無料
https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2025/08/yoshihara-eri-curtain-2025-91628.html
会場
会場名:ギャラリーモーニング
ウェブサイト:http://gallerymorningkyoto.com
アクセス:〒605-0034 京都市東山区三条通白川橋東入四丁目中之町207番地(三条通り岡崎広道西南角)
電話番号:075-771-1213
概要
私は主にペインティングと版画を用いて制作しています。一つの画面に異質な技法や素材を組み合わせることで、それぞれの特性を際立たせ、不思議な空間を生み出すことを目指しています。また、複数のパネルを使い、それぞれに異なる空間や異質なモチーフ、異なる表現技法を施すことで、絵を描いている私自身が画面から画面へと自由に出入りしながら、これまでに出会ったことのない感覚を探る旅をしています。
その手助けをしてくれているのが、現在のところ版画のモノタイプです。エディションを取る必要がないため、一枚一枚を思う存分自由に楽しめるし、紙版は軽くて体力も要らず、しかも版が安価なので、より一層自由な制作が可能です。考えてみると、画家としての私は、いつも自分らしくいられる自由な方法を探しながら、同時に自分に課した制約の中で揺れ動きながら制作を続けてきたように思います。そうした中で生まれた作品に、思いがけず新鮮な驚きを感じる瞬間が何より嬉しく、また、そのような状態へ導いてくれる方法に出会えたときも、大きな喜びがあります。
最近は、ふとしたきっかけで始まった《curtainシリーズ》の制作を続けています。カーテンというモチーフは、古くから多くの作家が扱ってきましたが、布一枚でそこにあったはずの世界の一部を消し去る不思議さと、その向こうに広がる想像の余地に強く惹かれています。また使い方によっては、空間を歪め、次元や時代を変えることもできます。私がやりたかったことが次々と浮かび、なかなかこのシリーズを手放せなくなってしまいました。吉原英里
本展では、パネルにミクストメディア7点、ドローイング(モノタイプ)8点、エッチング12点を出品しています。
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吉原英里略歴
1959 大阪生まれ
1981 嵯峨美術短期大学版画科卒業
1983 嵯峨美術短期大学版画専攻科修了
受賞
1981 大学版画展 買上げ賞受賞 大阪フォルム画廊東京店、東京
1982 大学版画展 買上げ賞受賞 大阪フォルム画廊東京店、東京
1987 ミヤコ版画公募展 都賞受賞 都画廊、大阪
1991 ABC絵画イラストコンクールABC&PI展 優秀賞受賞 ABCギャラリー、大阪
1997 「京展賞」受賞 京都市美術館
2003 文化庁平成14年度優秀作品買上げ
主な展覧会
2011 第8回 高知国際版画トリエンナーレ いの町紙の博物館(高知)
2013 コレクション展2013−春「部屋の中で」和歌山県立近代美術館
2013 新収蔵品展「信濃橋画廊コレクションを中心に」 兵庫県立美術館
2014 コレクション展2014-秋 和歌山県立近代美術館
2014 第9回高知国際版画トリエンナーレ いの町紙の博物館(高知)
2015 「Re-collections!! 文化庁買上優秀美術作品展 寺田倉庫ギャラリー(東京)
2016 館蔵品展「版画の誘惑展」砺波市美術館(富山)
2016 第60回CWAJ現代版画展 ハイフィールド・ホールガーデンズ(アメリカ)
2016 大田市国際美術交換展 Daejeon Jung-gu Cultual Center halls(韓国)
2016 The 13th GONGJU INTERNATIONAL ART FESTIVAL LimLip art museum(韓国)
2017 ART NAGOYA 2017 ウエスティンナゴヤキャッスル
2017 「Daejeon International Art Show2017」KOTRA Exhibition Center in Daejeon(韓国)
2018 なつやすみの美術館8「タイムトラベル」 和歌山県立近代美術館
2018 「ニュー・ウェイブ現代美術の80年代展」 国立国際美術館 (大阪)
2019 ART in PARK HOTEL TOKYO 2019 パークホテル東京
2020 「TAMAVIVANTⅡ 2020 幕間以前・以後」多摩美術大学アートテークギャラリー(東京)
2022 兵庫県立美術館開館20周年「関西の80年代」今ふりかえる関西ニューウェーブ展
2023 「Welcome!新収蔵品歓迎会」展 兵庫県立美術館
個展
1984〜2025 東京、名古屋、京都、大阪、ミラノ他(75回)
ギャラリーモーニングでは、2010, 2016, 2017, 2018, 2019, 2021, 2023, 2025
〈パブリックコレクション〉
町田市立国際版画美術館、文化庁、宮崎県立美術館、和歌山県立近代美術館、兵庫県立美術館、京都市立芸術大学、嵯峨美術大学、砺波市美術館、神戸アートビレッジセンター、ウィル愛知(愛知県女性センター)、色彩美術館、兵庫県立こころの医療センター