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【協力イベント】「旅する練習のための練習」

HAPSスタジオ使用アーティストの村上美樹が参加する展覧会のお知らせです。

■概要

企画展「旅する練習のための練習」
会期|2025年9月5日(金)~2025年10月26日(日)10:00~20:00
会場|ホテル アンテルーム 京都 l GALLERY 9.5京都市南区東九条明田町7番
出展作家|村上 美樹、吉川 永祐、岩崎 広大
企画|新原 伶(UDS)
企画アシスタント|曽根原 佳乃(UDS)
ビジュアル制作|JANG BOKYUNG(UDS)
主催|ホテル アンテルーム 京都

https://www.uds-hotels.com/anteroom/kyoto/news/exhibition/%E3%80%90gallery-9-5%E3%80%91%E6%AC%A1%E5%9B%9E%E5%B1%95%E3%80%8C%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E7%B7%B4%E7%BF%92%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E7%B7%B4%E7%BF%92%E3%80%8D

この度、ホテル アンテルーム 京都では、2025年9月5日(金)から10月26日(日)まで、村上 美樹、吉川 永祐、岩崎 広大による3人展「旅する練習のための練習」を開催いたします。

加速する社会の中で、日常を営み、生活を送る私たちにとって「ここにないもの」に思いを巡らせる瞬間はある種の背景のようなものかもしれません。
それは、子供時代の一幕を思い出すことや親しい人たちとの予定を考えること。
あるいはいっとき足を止め、さっき見た道端の花の名前を思い出すこと。

しかし、私たちはいつだって、そんな過ぎ去る日々に埋もれるありふれたものごとにこそ、生かされてきたのではないでしょうか。
そのいっときの空白こそが社会を形づくってきたのではないでしょうか。

本展では、こうした必要や効率という言葉の外側からもたらされるものごとを通じて、
ときとして現在進行形の生き方を選ばざるを得ない私たちのあり方をまなざし、受け止める一瞬の余白を生み出すことを試みたいと思います。

人間の個人的な経験や記憶を焦点に、その忘却や物の廃棄に対する抵抗と愛着を展示空間に構成し、鑑賞者との相互作用を生み出す村上。
モチーフと自身の身体の類似性を起点に、映像という人工物と、石を主とする自然物との往復を通じて世界との関わり方を模索する吉川。
「人間よりはるか昔からこの星を見てきた存在」である昆虫への興味をベースに、人間以外の視点から人間・環境・風景にアプローチを行う岩崎。
この3名による展示を通して、架空の存在や今はもうないもの、あるいは、これから生まれるものについて思い起こす、そのきっかけとなれば幸いです。

皆さまからのご高覧を、心よりお待ち申し上げております。
(主催者)

■プロフィール

村上美樹(むらかみ みき)
1994年秋田生まれ、京都拠点。HAPSスタジオ利用。京都市立芸術大学大学院修士課程彫刻専攻修了。自分自身や他者の個人的な経験や記憶に焦点を当て、それらの忘却や物の廃棄に対する抵抗と愛着を重要な要素としながら展示空間に構成することで、鑑賞者と相互作用が起こり、体験が拡張される「記憶の場」となるような作品の制作、発表を行う。主な展覧会に、2021年 アーティスト・イン・レジデンス プログラム2021 “invisible connections” レクチャーパフォーマンス「光が痕跡となって山にとまる」アーカイブ展示(国際芸術センター青森、青森)、2022年 若手芸術家支援企画『愛着再考』(神戸アートヴィレッジセンター、神戸、兵庫)、2021年天理市アーティスト・イン・レジデンス成果発表展「オブジェクトの声を聞く旅に出ること」(Art-Space TARN、奈良)など。

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