開催情報
【期間】2025年5月16日(金)~6月1日(日)
【開館時間】13:00〜18:00
【休館日等】月曜
【料金】無料
会場
会場名:ギャルリー宮脇
webサイト:https://www.galerie-miyawaki.com
アクセス:〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側
電話番号: 075-231-2321
概要
現代美術としての備前焼の地平を拓き続ける伊勢崎淳(1936~、備前焼重要無形文化財保持者)窯炊きに使う薪割り木から型取りされた造形が火や風を象徴したり、生き物やモノリスを想起させるような様々な姿に変貌してオブジェと化す。同じようにカタルーニャの風土を色濃く映す作品を創造したアントニ・タピエス(1923~2012、90年高松宮殿下記念世界文化賞)土壁のような絵画で知られるが、版画でも凹凸の強いマチエール、段ボールや布地の転写、紐や丸めた新聞紙のコラージュなど、意表をつく物質的な表現を提示する。
伊勢崎淳とアントニ・タピエスは、備前とカタルーニャの郷里の風土からその土地の土・火・水・風によって直に自発的に生まれ出てきたような「オブジェ」を創出していることで通底している。備前焼の人間国宝である伊勢崎淳の近作オブジェ約20点と、ジョアン・ミロと双ぶカタルーニャの巨匠アントニ・タピエスの版画秀作約20点による、類稀なる二人展。