東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

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進化の境界線 フワフワ

開催情報

【作家】Yasuyo
【期間】2026年3月10日(火)~4月1日(水)
【時間】11:00-18:00
【休館日等】月曜
【料金】入場無料

詳細:https://www.g77gallery.com/ja/fuwa-fuwa-exhibition-yasuyo

会場

会場名:Gallery G-77
住所:〒 604-0086京都府京都市中京区中之町73-3
webサイト:https://www.g77gallery.com/ja

概要

昨年の夏、リサイクルショップで出会った一足のサンダルがありました。

青い色彩と、きらきらとしたビジューに惹かれ、その持つエネルギーを絵として表現したいと感じたのです。

それは新しいものではありませんが、確かな存在感と生命力を放っていました。

私は以前イラストレーターとして、商業的に人やモノを描く仕事をしてきました。そのキャリアや経験をアーティストとしての文脈に入れてみることにしました。

私の作品は、流行やトレンドを追うことから生まれるものではありません。

個人的に強く心を惹かれたデザインや、決して高価ではないけれど、時間や記憶が宿ったものをモチーフにしています。

抽象画を制作する際には、エネルギーや内面的な感覚、インスピレーション、そして無意識下のキャリアに身を委ねています。

形になる前の感情や気配をすくい上げるように、キャンバスと向き合っています。

私にとって制作とは、物質と精神が互いに影響し合い、行き来するその境界を探る行為です。

本展示では、抽象画と具象画という異なる表現を並置しながら、「マテリアル」と「スピリチュアル」という二つの層を往復することを試みています。

絵画はまず、絵具やキャンバス、筆致といったマテリアルな存在として立ち現れます。色の重なり、物質の厚み、表面の痕跡は、思考以前の身体的な感覚に直接訴えかけます。

一方で、そのマテリアルな行為の積み重ねは、目に見えない感情や記憶、時間、あるいは存在への問いといったスピリチュアルな領域へとつながっていきます。

抽象画では、形を特定しないことで内面的な感覚やエネルギーが前面に現れ、具象画では、具体的な像を通して精神的な物語や気配が立ち上がります。

抽象と具象は対立するものではなく、マテリアルとスピリチュアルが交差する異なる入り口だと考えています。

物質としての絵画と、そこから立ち上がる非物質的な体験。そのあいだを行き来することで、見る人それぞれの内側に、異なるレベルの「現実」が開かれることを願っています。

フワフワとは

「人は進化すると軽やかになる」

と私はなぜか以前からそう考えています。

何かを判断する時に、心が軽くなる方を選ぶとうまくいくことがあるからかもしれません。

もちろん生きている間は辛いことや修練が必要な時もある。軽やかではない、さまざまな感情を体験できるのも生きている醍醐味だから。

細胞、ミクロの世界、心は

目には見えないが、常に動いている。

1秒も止まらずに動き続けている私たちの世界。

それはまるで雲のように。

フワフワと。

進化の境界線はゆらめきながら常に変化している。

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