東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

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東山魁夷と風景画の旅 日本から世界へ

開催情報

【期間】2025年2月1日(土)~ 2025年 4月13日(日)
 前期 2025年2月1日(土)~ 3月3日(月)
 後期 2025年3月5日(水)~ 4月13日(日)
【開館時間】10:00〜17:00(最終入館 16:30)
【休館日等】2月18日(火)設備点検、3月4日(火)展示替え
【料金】
一般・大学生:1,500(1,400)円
高校生:900(800)円
小中学生:500(400)円
障がい者と介添人1名まで:各900(800)円
※( )内は20名以上の団体 料金
※幼児無料

嵯峨嵐山文華館との二館共通券
一般・大学生:2,300円
高校生:1,300円
小中学生: 750円
障がい者と介添人1名まで:各1,300円

https://fukuda-art-museum.jp/exhibition/202409163645

会場

会場名:福田美術館
webサイト:https://fukuda-art-museum.jp
アクセス:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
電話番号: 075-863-0606

概要

清らかな青に誘い込まれるような湖畔、目の覚めるような眩い新緑、息をのむほどに美しく燃える紅葉、あるいは白い靄に煙る雄大な山岳…..国民的に知られる風景画の名手、東山魁夷(1908-1999)は日本各地を旅して、自然が織りなす風景を描き続けました。さらに魁夷は国外の芸術へ関心を示し、ドイツ留学を経て、彼の目を通した世界の風景も絵にしました。魁夷によって色付けられた風景画には、時代を超えて我々の共感を呼ぶ普遍性や美意識が宿っています。

第1章 日本と世界の風景画

江戸時代の風景画は、憧れを抱いた中国の山水画を基に描かれ、やがて狩野派と呼ばれる画家たちが描法を確立してゆきました。明治時代に入り、海外との交流が盛んになった1900年頃からは、渡航する日本画家も増えていきました。西洋絵画を研究しようという意欲をもって渡欧した彼らは、中でも伝統的な日本の山水画とは大きく異なる風景画に関心を寄せます。あるがままの自然を写実的に描くことや、自然光が生み出す鮮やかな色彩を日本画の世界にも取り入れたいと考え、帰国した彼らは日本の風土に合った新たな風景画を模索しました。

第2章 東山魁夷と旅する風景

東山魁夷は神奈川県横浜市に生まれ、18歳で東京美術学校に入学。25歳でベルリンへ留学し、欧州各地を周って写生を行い、大学ではドイツの美術史などを学びました。帰国後しばらくして第二次世界大戦が勃発し、悲惨な戦争体験をしました。終戦後も母と弟が相次いで他界。失意の底にあった魁夷ですが、それでも風景画を描く中で自然との繋がりを深く感じ、平静を取り戻していきます。そうして制作された《残照》は、第3回日本美術展覧会で特選、政府買い上げとなりました。以降、「京洛四季」や「白い馬の見える風景」の連作を発表。奈良県の唐招提寺御影堂障壁画の揮毫を担うなど、90歳まで絵筆を執り続けました。
第2章では、魁夷が旅をして見た日本と欧州の風景を基に描いた作品の数々を展示いたします。福田美術館で初公開となる、京都の修学院離宮を描いた《夕涼》をはじめ、当館が所蔵する魁夷の風景画約30点、それに加え、京都の円山公園に咲く「祇園しだれ桜」に取材した《花明り》(株式会社大和証券グループ本社蔵)を特別にご覧いただきます。

第3章 東山魁夷と同時代のカラリスト

魁夷の作品でしばしば用いられる青色は「東山ブルー」と呼ばれ、深みのある色彩で人々を魅了しています。戦後の日本画家は魁夷のみならず、西洋絵画に負けない存在感のある画風を探求しました。
第3章では東山魁夷をはじめ小野竹喬、中村岳陵、奥田元宋、加山又造の、魁夷と同時代に活躍した5人の画家による作品をご紹介いたします。ここではそれぞれの画家が創造した色彩に注目し、彼らが到達した風景画の違いをお楽しみください。

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