開催情報
【期間】2024年10月12日(土)~2025年 1月19日(日)
【開館時間】10:00〜17:00(最終入館 16:30)
【休館日】12月3日(火)屏風の入れ替え 、12月30日(月)~1月1日(水)年末年始
【料金】
一般・大学生:1,500(1,400)円
高校生:900(800)円
小中学生:500(400)円
障がい者と介添人1名まで:各900(800)円
※( )内は20名以上の団体 料金
※幼児無料
嵯峨嵐山文華館との二館共通券
一般・大学生:2,300円
高校生:1,300円
小中学生: 750円
障がい者と介添人1名まで:各1,300円
https://fukuda-art-museum.jp/exhibition/202407053434
会場
会場名:福田美術館
webサイト:https://fukuda-art-museum.jp
アクセス:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
電話番号: 075-863-0606
概要
おかげさまで、京都・嵐山の福田美術館も10月1日で開館5周年を迎えることとなりました。これを節目として、さらに多くの方に気軽に日本美術に触れていただけるように努力を重ねてまいります。
5周年を記念して特別開催するのは、略称「若冲激レア展」。世界初公開となる伊藤若冲《果蔬図巻(かそずかん)》を、福田美術館が所蔵する若冲の作品約30点と共にお披露目します。
《果蔬図巻》は寛政2年(1790)以前、若冲が70代の時に描かれた全長3メートル余りの大作で、若冲ならではの美しい色彩を用いてさまざまな野菜や果物が描かれた巻物です。70代で色絵を描いた例は少なく、重要文化財に指定されている「菜蟲譜(さいちゅうふ)」(佐野市立吉澤記念美術館所蔵・重要文化財)の前年に描かれていることから、今後若冲に関する研究を進める上で大きな意味を持っていると言えるでしょう。
また、若冲と深い親交を持っていた相国寺の僧・梅荘顕常(大典)(1719-1801)の直筆による跋文(ばつぶん)が、巻物の最後に添えられており、《果蔬図巻》の価値をより高めています。大典は本作を絶賛すると共に、依頼者や若冲との交流についても述べており、史料としても大変貴重です。
本展覧会では《果蔬図巻》に加え、当館が所蔵する若冲の作品約30点を一挙公開。現存する若冲の作品の中で最も若い時期に描かれたとされる《蕪に双鶏図》や、大典と共に京都から大阪まで舟で移動した時の風景を元に制作された版画《乗興舟》も展示。また、若冲が影響を受けた白隠禅師や中国清の画家、沈南蘋やその弟子たちの作品も併せて展示することで、未だ謎が多い若冲の人生を垣間見るような構成となっています。この秋は、紅葉の嵐山で若冲にどっぷり浸ってみませんか。
※なお、本展では殆どの作品が通期展示となっており、一部の屏風作品のみ右隻・左隻の入れ替えを行う予定です。