開催情報
【期間】2025年5月24日(土) – 8月3日(日)
【開館時間】10:00~17:00
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
【料金】一般1,800円 学生1,300円
https://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex089/index.html
会場
会場名:細見美術館
webサイト:https://www.emuseum.or.jp/index.html
アクセス:〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6−3
電話番号: 075-752-5555
概要
「屛風」は風よけや間仕切りとして使用された実用性の高い調度。空間を彩る美術品として多くの絵師たちによって絵が描かれ、さまざまな画題や様式による屛風絵が展開しました。人の背丈ほどの屛風では、大きな画面に広がる絵画世界と一体となった感覚を味わえます。
「絵巻」は、巻物(巻子)形式の絵画で、鑑賞者が自ら開き、巻き進めながら見るもの。コマ割りされた絵を連続させることで空間の移動や時間の推移を表現できることから、物語性のある主題が多く描かれました。後世に切断され、掛軸となった「断簡」も数寄者たちに賞玩されてきました。
本展では、細見コレクションを中心に、空間に広げて鑑賞した屛風と、手許で展開して楽しんだ絵巻を紹介します。豊臣秀吉の花見行列を描いた《豊公吉野花見図屛風》のほか、室町幕府第11代将軍足利義澄が愛蔵していた《硯破草紙絵巻》など、異なる形式の絵画の特質に触れるとともに、個々の作品の魅力を堪能してください。