開催情報
【作家】かとうあやこ、野村美和、山中南実
【期間】2024年4月16日(火) ~ 4月28日(日)
【開館時間】12:00-19:00(最終日17:00まで)
【料金】無料
https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/ba20240416/
会場
会場名:同時代ギャラリー ギャラリービス
webサイト:https://www.dohjidai.com/gallery/
アクセス:〒604-8082 京都府京都市中京区三条通御幸町東入弁慶石町56 1928ビル2F
電話番号:075-256-6155
概要
「in bloom」は「開花する」という意味であり、世界を隔てることなく降り掛かったコロナ禍から、数年を経てわたしたちが取り戻しつつある日常への変化を象徴している。 花はその目まぐるしい変化の中でも、変わらずにわたしたちの日常に寄り添い、次へのたねをつくるために花を咲かせる。
浅草にほど近いまちで日常にひそむ意図せぬユーモアを撮り続けているかとうあやこは、「なんかヘン」と感じた花との場面を捉える。
人と自然の関わりについて表現を続ける野村美和は、中判フィルムで菊を撮影する過程を通して故人に花をささげる。
日常における自然現象の仕組みをテーマにする山中南実は、用途をもたないただ植物としての花のあり方を種子を通して見つめる。
本展では、バックグラウンドや世代の異なった3人の作家それぞれがもつ視点で「花」の存在を見つめる。少しずつ未来へと開花してゆく作品群をどうぞご高覧ください。
かとうあやこ
京都芸術大学通信教育部写真コース卒業。生まれた時から暮らす浅草からほど近いわたしのまちの「クスッ」を撮り続けている。代表作は自主制作本「ぼくのまち」 (2021) 「ぼくのまち2」(2023)に収録されている。近作をNadar 南⻘山、ギャラリー・ルデコでのグループ展にて発表した。
野村美和
武蔵野美術大学油画科中途退学、京都芸術大学通信教育部写真コース卒業。布を使った制作やペインティングを経て2014年より写真表現に取り組んでいる。「自然と人為のかたち」をテーマに、人と自然の関わりについて表現を続けている。初制作の写真シリーズ 「Kintoto」はドイツの写真雑誌「PHOTONEWS」にて紹介された。近作に「文明標本」 (IG Photo Gallery、東京、2021)などがある。
山中南実
1997年東京生まれ。2019年日本写真芸術専門学校卒業。2021年恵比寿に自主ギャラリー 「Koma gallery」を設立。「日常生活における自然現象の存在や仕組み」をテーマに写真作品を制作している。 主な近作として、土地そのものがもつ自然のあり方と人々の営みに着目した「今日の花を摘む」、数千万年という時間をかけて石が変化していく道筋を辿り自然と人の時間を見つめる「地球のかけら」、日常の中の季節の変化や自然現象など小さな事象を見つめ記録した「andante」(ソニーイメージングギャラリー銀座、東京、 2023)などがある。
《アーティストウェブサイト》
かとうあやこ
https://www.instagram.com/ayatamacocoa
野村美和
山中南実