開催情報
【作家】安野光雅
【期間】2025年3月11日(火) – 3月31日(月)
【開館時間】10:00 ~ 19:00 (入場は18:30まで)
*最終日は17:00まで(入場は16:30まで)
【休館日等】会期中無休
【料金】
一般・大学生:1,200円(1,000円)
高校生:900円(700円)
中学生:700円(600円)
※( )内は前売および、大丸・松坂屋のクレジットカード、大丸・松坂屋アプリ会員のサファイアランク以上、大丸松坂屋友の会カード、ブライダルサークル会員証をお持ちの方のご優待料金です。
※小学生以下無料
※小学生以下のお客様は必ず保護者(18歳以上)同伴でご入場ください。ご同伴される保護者の方には入場券が必要です。
https://dmdepart.jp/museum/kyoto/annomitsumasa/
会場
会場名:大丸 6階 大丸ミュージアム〈京都〉
webサイト:https://www.daimaru.co.jp/kyoto/topics/art_information.html
アクセス:〒600-8511 京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地 大丸京都店6階
電話番号:直通 050-5785-4951
概要
1926年(大正15年)、安野光雅は島根県津和野町に生まれました。画家、絵本作家、装丁家、デザイナー、著述家として半世紀以上にわたり幅広い分野で創作活動を続け、2020年、94歳の生涯を閉じました。
安野の数ある作品の中で、風景は代表的なテーマのひとつです。国内外を旅しながら描いた風景画は、静かな余情を湛え、見る者の心に語りかけてきます。
そして「空想」することも安野が大切にしたことの一つ。空想しながら自分の心で感じたことを楽しく、やさしく絵に描いていく。代表作である『旅の絵本』や『空想工房の絵本』はそうして生まれました。
本展では安野が旅し、空想し、描いた風景の世界を見つめます。ヨーロッパの国々や日本の各地、さらに司馬遼太郎と旅して描いた風景の数々。世界的名作であり、自然、そして街の描写も美しい『旅の絵本Ⅲ』〈イギリス編〉は全場面を展示。さらに安野自身の子ども時代を描いた『ついきのうのこと』、切り絵の表現がユニークな『昔咄きりがみ桃太郎』といった絵本の世界。デザイナーとして取り組んだ装丁とその原画など、安野の多彩な仕事を120点を超える作品、資料から紐解きます。
安野光雅(1926-2020)
1926年3月、島根県津和野町に生まれる。教師を務めながらデザインや装丁の仕事を手掛け、1968年に文章がない絵本『ふしぎなえ』で絵本作家としてデビュー。好奇心と想像力の豊かさで独創性に富んだ作品や、やさしい雰囲気の漂う水彩で描いた風景画などを数多く発表した。美術のみならず科学・数学・文学などにも造詣が深く、エッセイ、画文集、装丁など幅広い分野で活躍。知的で独創性溢れる作品は幅広い層を魅了し、絵本のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞画家賞をはじめ、2008年に菊池寛賞、2012年に文化功労者顕彰、2014年に中国文化賞など数々の賞を受賞。2001年には、故郷の津和野町に安野光雅美術館が開館した。代表作に『ふしぎなえ』、『ABCの本』、『天動説の絵本』、『旅の絵本』、『繪本 平家物語』、『繪本 三國志』や司馬遼太郎の紀行『街道をゆく』の挿画など。『ふしぎなえ』、『さかさま』、『ABCの本』、『旅の絵本』などの多くが海外でも評価が高く、様々な国で出版され多くのファンをもつ。2020年12月、94歳で逝去。