東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

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Before it becomes a line,

開催情報

【作家】岩田智代、石原葉、高橋レイン、倉持清香
【キュレーション】ジダーノワ アリーナ
【期間】2025年5月16日(金)-6月1日(日)*金土日のみ開催
【開館時間】13:00〜18:00
【休館日】月・火・水・木曜
【料金】無料

https://www.artspace-kan-kyoto.jp/CURRENT.html

会場

会場名:アートスペース感
webサイト:http://www.artspace-kan-kyoto.jp/index.html
アクセス: 〒603-8203 京都市北区堀川通今宮一筋下ル東入 東高縄町69
電話番号: 075-495-4158

概要

 境界は、あるようでいて、触れようとすると溶けてしまいます。時間と記憶、身体と言葉、テクノロジーと自然、自身と他者。私たちを分かつと同時に、つなげるもの。それは、はっきりとした線ではなく、揺らぎの中に現れる「気配」かもしれません。 境界は固定されたものではなく、自らの知覚や記憶、経験によって常に書き換えられていきます。とりわけ「自」と「他」を隔てるボーダーラインは、自分自身の認知によって引かれ、その認知は状況や感情、記憶のあり方によって揺れ動いていくのです。つまり、自と他の境界とは、わたしたちが無限に引き直しうる線でもあるのです。 
 本展は、それぞれ異なるメディアで制作を行う作家たちによるグループ展です。「境界」と呼ばれるものが常に流動的で、時に人の感覚や記憶の中で形を変えていくことを、作家それぞれの表現から探っていきます。 
 あいまいな境界は、まだ言葉にならない感覚や記憶です。不安でもあり、自由でもあり、まだ語られていない物語の入口でもあるのです。 ぜひ、作家それぞれの表現を通じて、自らの感じる物語を紡いでいってほしいと考えています。

ジダーノワ アリーナ


―作家略歴―

岩田 智代 Iwata Tomoyo

1987年愛知県生まれ。織作家。
愛知教育大学、京都芸術大学を経て、2022年名古屋芸術大学大学院 デザイン研究科 修士課程 デザイン専攻 クラフトデザイン研究修了。現在、同大学非常勤講師。

主な展覧会
2025 「第5回公募アートハウスおやべ現代造形展」特別賞(小矢部市美術館/富山)
2024 個展「あいまいにしか思い出せない。」(MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w/京都)
2023 「The 6th NIF・ YOUNG TEXTILE 2023」(東京ビッグサイト/東京)

石原 葉 Ishihara Yo

1988年宮城県生まれ。2011年東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース入学。2020年東北芸術工科大学大学院芸術工学専攻博士課程卒業。2022年より京都精華大学芸術学部特任講師。演劇集団ゲッコーパレード所属。

近年の主な個展に、「Walking in the forest」(Cyg art gallery、岩手、2022)、 「Who」(靖山画廊、東京、2020)、「Jungle in your eyes」(フリュウ・ギャラリー、東京、2018)など。
主なグループ展に、「Seika Artist File #2『Imagined Sceneries ―7つの心象風景をめぐる』(京都精華大学ギャラリーTerra-S 、2024)「京都日本画新展2024」( 美術館「えき」KYOTO、2024)、「後発的当事者」(原爆の図・丸木美術館、埼玉、2022)、「山形 美の鉱脈」(山形美術館、2020)などがある。

高橋レイン Takahashi Rain

2000年アメリカ ユタ州出身、2002年より奈良県在住 
2024年に京都市立芸術大学美術学部 構想設計専攻を卒業
現在、京都市立芸術大学院美術研究科 在学中 

主な展覧会
2025 「感覚写真 3」二人展 kumagusuku 2025 京都市立芸術大学作品展 奨励賞受賞
2024 「naratage」奈良町にぎわいの家つし2階アート企画リレー展、「ルグニエ」個展
2024 「With & Without You」Newcastle University 交換展示
2023 「感覚写真 2」二人展kumagusukuSAS
2023 「ONCE…」二人展 ArtSpotKorin
2022 「感覚写真」二人展 京都市立芸術大学 小ギャラリー
2022 京都駅ビル芸術祭

倉持 清香 Kuramochi Sayaka

メディアアーティスト。石器からコンピュータ、宗教用具に至るまで、人類が岩石や鉱物、結晶を使用して発展させてきた文化・文明についてリサーチし、映像・音響作品、パフォーマンス、執筆形式で制作している。

主な展覧会
2025 やまなしメディア芸術アワード2024-25入選作品展(小さな蔵の美術館、日本)
2024 Kölner Kongress 2024(Deutschlandfunk、ドイツ)
2024 border/less(ケルン日本文化会館、ドイツ)
2023 Ephemeral Connection(Glasmoog、ドイツ)
2022 garageN(graw böckler garage、ドイツ)
2021 graw böckler garage #16(graw böckler garage、ドイツ)
2019 Black_Box: And again {I wait for collision}(KINGS Artist-Run、オーストラリア)

―キュレーション―

ジダーノワ アリーナ Zhdanova Alina

映像作家、キュレーターとして京都を拠点に活動。人の記憶や人格、その背景にある社会背景に興味があり、様々な国や街でリサーチを行っている。人が話す日常や記憶を使って、鑑賞者の記憶と対峙するような作品を作る。国内外の映画祭や展覧会などに多数出展。
主なキュレーションとして「ゆらゆらゆれる記憶と痕跡」瑞雲庵 2022、「Symptoms -4つの思考と身体性-」アートスペース感、2021などがある。

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