
HAPSではアーティストの活動環境の向上、アート市場の活性化、アーティストとコレクターの新たな関係づくりを図るため、京都にゆかりある作家とその作品の紹介・販売を支援しています。この度、HAPSは「絕對空間藝術進駐 Absolute Space AIR」と連携し、アーティストの村上美樹による台湾での滞在制作を支援し、その成果展を開催いたします。
■概要
会期|2025年3月7日(金)〜3月20日(木) 12:00〜18:00
休廊日|月、火曜日
会場|三和進駐基地 SanHo Art Lab(臺南市南區三和街14號 No. 14, Sanhe St., South Dist., Tainan City)
主催|一般社団法人HAPS
協力|絶対空間 AIR
https://www.instagram.com/absolute.space.air
今回、台南では自然の中にある作られた彫刻や記念碑を探しに行きました。
自然の繋がりがある石碑、石碑ではなく本物の石、消滅し戻ってくるブロンズ像、像はないけど台だけが残っている場所、名前が変えられた碑、日本と台湾との歴史は深く、残っていたり、残っていなかったり、今だからこそ様々な実情を見ることができました。使った靴下と旅に出ることのできる”ソックモンキー”は私にとっての彫刻作品です。この展示をきっかけに、一緒に記念碑の旅に出てみませんか。(村上美樹)
■関連イベント
展示鑑賞ツアー
日時|2025年3月15日(土) 15:00〜16:30
アーティスト|村上美樹
通訳者|黃慕薇 (Mu-Wei Huang)
■プロフィール

村上美樹(むらかみ みき)
1994年秋田生まれ、京都拠点。HAPSスタジオ利用。京都市立芸術大学大学院修士課程彫刻専攻修了。自分自身や他者の個人的な経験や記憶に焦点を当て、それらの忘却や物の廃棄に対する抵抗と愛着を重要な要素としながら展示空間に構成することで、鑑賞者と相互作用が起こり、体験が拡張される「記憶の場」となるような作品の制作、発表を行う。主な展覧会に、2021年 アーティスト・イン・レジデンス プログラム2021 “invisible connections” レクチャーパフォーマンス「光が痕跡となって山にとまる」アーカイブ展示(国際芸術センター青森、青森)、2022年 若手芸術家支援企画『愛着再考』(神戸アートヴィレッジセンター、神戸、兵庫)、2021年天理市アーティスト・イン・レジデンス成果発表展「オブジェクトの声を聞く旅に出ること」(Art-Space TARN、奈良)など。