HAPSスタジオ使用アーティストの陸瑋妮(LU WEI-NI)が個展を開催します。

■概要
会期|2025年6月14日(土)~6月29日(日)会期中の木・金・土・日曜日オープン
営業時間|13:00~19:00
会場|gallery Unfold(京都市左京区浄土寺馬場町1-3)
料金|無料
https://galleryunfold.com/archive
たまに、古物市や近所のセカンドショップで好きな額縁を探す(出会いにいく)。フレームがあって、それからどんな作品や絵を入れようと考えることや時間も含めて好き。一時期ショップやネットで取り憑かれたようなトレーを探していた。それと同じムードで、トレーもお皿も、こういう上に何かを載せようと想像する余裕があると良いのでは。
その既製品(found object)は、少し汚れのままヒントにもなる。
そこで手に入れたハンカチの気持ちは、ピクニックシートをぱっーと空気を叩いて敷くように、一気に芝生の上に背景を作った。そしてその上に手元にある重しの石や枝、バスケットの中からお菓子や水筒などのものをどんどん配置して重ねていく。
フレームがあるけどないような、印刷と印刷との重なりで接触する。何箇所もフレームのような余白を作ったが、けっきょくなにも描けずに、フレームのままの存在として置いておく。
テキスト|陸 瑋妮
■プロフィール
陸 瑋妮(LU WEI-NI)
1990年台湾台北出身。台北実践大学建築設計専攻卒業後に来日し、2019年に京都市立芸術大学院絵画科版画専攻を修了。プリンティングやアートブックなどの制作を行い、コピーとエラーの繰り返しで生まれる新しい風景の平面作品を制作。