【協力展覧会】清原遥 個展「祈りの形に似ている」

Sorry, this entry is only available in 日本語. HAPSが協力する展覧会のお知らせです。 清原遥 個展「祈りの形に似ている」 日時:2018年9月11日(火)〜23日(日)平日16:00〜21:00/休日13:00〜21:00 会場:KYOTO ART HOSTEL kumagusuku 〒604-8805 京都市中京区壬生馬場町37-3 料金:無料 企画:川久保ミオ 問い合わせ:harukakiyohara.2.23@gmail.com 清原遥 まで 詳細:http://kumagusuku.info/874 「作ること」と「生きること」のなだらかな繋がりや関わりをテーマに、テキスタイル作家である清原遥の作品を中心に展示を企画します。 清原はこれまでビニールを用いた熱融着技法や絞り染めといった様々な技法を用いてテキスタイルやドローイングなどを制作してきました。今回はそれまであまり使用してこなかった自然の染料に着目し、またそこから自然現象そのものへと関心を抱き、雨乞いをテーマにした作品を制作します。 清原は作ることを生きることとを考えますが、この生きることはいかに人間が自然に倣って生きていけるかという話まで繋げられます。壮大なことの様に聞こえますが、例えば私たちは日々テレビやスマートフォンのアプリで今日の天気を調べて過ごしていますが、その天気は時にはそれらの情報とは異なって雨を降らします。どれだけ自分たちの生活をコントロール出来るようになったとしても、自然は私たちの意図とは関係なしに動き、その中を私たちは時に忘れ、時に意識して生きています。 雨乞いは人が神様に雨を降らしてもらえるよう乞う・媚びる・祈ることですが、果たして本当に雨が降ると信じて雨乞いを行っていたのでしょうか。もしかすれば仲間たちと雨乞いをすることで、大きな自然に対する一人の心細さを紛らわせていたのかもしれません。 本展ではどうしようもない自然現象に対して向き合う人々の生活に思いを重ねながら、「作ること」と「生きること」のなだらかな繋がりを目指します。 清原遥 1992年生まれ。テキスタイル作家。布、ドローイングなど。京都市立芸術大学 美術学部 工芸科 染織専攻 卒業。生まれたときから人を包んできてくれた布に彩りを描いてゆきたい。instagram:@ii.haruka twitter: @ii_haruka 川久保ミオ 1994年生まれ。京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科卒業。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程在籍。記録とコラージュをテーマに研究や批評やキュレーションなどを行う。 twitter/ instagram にて、#祈りの形に似ている にて随時更新します。 災害時などのイベント開催についてはSNSで確認をお願いいたします。

【協力展覧会】タイルとホコラとツーリズム season5 《山へ、川へ。》

Sorry, this entry is only available in 日本語. HAPSが協力する展覧会のお知らせです。 タイルとホコラとツーリズム season5 《山へ、川へ。》 日時:2018年8月17日(金)〜9月2日(日)11:00〜19:00 ※金曜日は20:00まで 月休廊 会場:Gallery PARC(ギャラリー・パルク) 〒604-8165 京都市中京区烏帽子屋町502 2F〜4F 料金:無料 主催:「タイルとホコラとツーリズム」実行委員会 制作協力:麥生田兵吾(写真撮影) 協力:Gallery PARC/東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS) 詳細:http://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2018/2018_08_17_THT5 2014年、京都の街中に多く点在するホコラの生態系に着目したリサーチを出発点に、ゆるやかなユニットとしてプロジェクト「タイルとホコラとツーリズム」に取り組む二人の美術家。 「タイル」と「ホコラ」と「ツーリズム」を きっかけにはじ1まる二人の旅は、いつもそれぞれ異なる注目・興味にたどり看いては、その「眼差し」を土産とLて持ち帰り、並ベ・見せ合い・話し合い・思い出したりしてきた。 2015年の「season2 《こちら地蔵本準備室》」では地蔵本の出版を目標に様々な資料・文献を集め、2016年の「season3《白川道中膝栗毛》」では書籍『北白川こども風土記』に導かれ、仔馬とともに白川街道を京都から大津ヘキャラヴァンした。さらに2017年の「season4《一路漫風!》」では、対馬・沖縄・台湾・済州島など、隣国との境界的な島々を巡りながら、ホコラを通じて各地の土着信仰を見つめてきた。 かれこれ4年に渡る活動を経て、二人の視線の先に現れてきたのは素朴な「石」だった。自然の力によって流され、転がっていく石。人の手によって加工され、生活に用いられる石。ときには願掛けとして運ばれたり、積み上げられたりする石。お地蔵様や道祖神の多くは石に彫られ、自然石や積まれた石がそのまま依り代とされる例も多い。 山へ、川へ。それぞれのフィールドにくりだした二人は、5年目となる今回、「石」への「眼差し」を持ち帰り、山と川に見立てたギャラリー・パルクで重ね合わせ、其処にツーリズムを出現させる。 会期中の8月25日には関連イベントとLて、「season3《白川遵中膝栗毛》」にて巡り合った京都・山中町の「重ね石」を再び訪れる路線バスツアー「川から山へ|山中町・重ね石再訪」や、5年におよぷ活動を織り込んだ谷本筆による『参詣曼荼羅』の絵解き付きサンセットBBQ「屋上ホコラ盆」を開催します。 路線バスツアー「川から山へ|山中町・重ね石再訪」 京都と滋賀を結ぶ白川街道(志賀越道、山中越とも)の県境には、大きな岩に磨崖仏が掘られた「重ね石」があります。かつては地元の方が地蔵盆もおこなっていたそうですが、今では人知れず旧道にひっそりとたたずんでいます。そんな重ね石に、河原で拾った石を運んで願掛けをします。 [日時] 8月25日(土) 13:00〜17:00 *小雨決行・荒天中止 [参加] 予約不要・参加無料 *但し路線バス代として往復700円程度必要 [持物] おやつ、飲み物、歩きやすい服装、雨具など [行程] 【13:00】 京阪祇園四条駅出入口4(四条川端北西角)集合 → 河原で石拾い(徒歩移動) → バス停「京阪三条」より 【13:55】 発「京阪バス56A比叡平行」乗車 → 【14:19】 バス停「山中」着、重ね石にて願掛け […]

【協力展覧会】『親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO』

Sorry, this entry is only available in 日本語. HAPSが協力する展覧会のお知らせです。 事務局長の藏原藍子がトークの聞き手として参加いたします。 『親の年金をつかってキャバクラ SWING EXPO』展 日時:2018年7月31日(火)〜8月12日(日)12:00〜19:00 ※8月4日(土)、最終日は17:00まで 月休廊 会場:同時代ギャラリー 〒604-8082 京都府京都市中京区三条通御幸町東入弁慶石町56 1928ビル 1F 料金:無料 主催:NPO法人スウィング  企画:NPO法人スウィング/Neki inc. 詳細:http://garden.swing-npo.com/?eid=1400570 作品だけが「アート」なのだろうか? そうではない気がする。 芸術創作活動「オレたちひょうげん族」から生まれ出る表現の数々は、時に「アート」と称される。そうなのかもしれない。でも、本当はそんなのどっちでもいいし、むしろ生まれ出た後のものより、生まれ出るまでの過程をこそ大切にしたい。そしてスウィングの「社会を今よりほんのちょっとでもオモシロくしたい!」という願いに基づく数々の実践、「既存の価値観や固定観念を揺るがせる」「ギリギリアウトを狙う」「OKやセーフや余白を広げる」「日常に“抜け”を創る」等のコンセプトを俯瞰してみた時、かなり確実な手触りを持って「ソーシャルアート」という言葉が思い浮かぶ。なんかもう、作品だけを「アート」と呼ぶのは違う気がするし、もはや作品と作品でないものの区別すらつかなくなってしまっているのが今の「アート」である。いや、区別などつけなくていいのだと思う。それが作品かどうかなんて、あるいは「アート」かどうかなんて、結局のところ、自分だけが決められるものなのだから。いずれにせよ、言葉は後からついてくるものである。そこに依りかかり過ぎてはいけないし、酔ってしまってはいけない。この「SWING EXPO」があなたの心をユラユラ心地よく揺らし、ほんのちょっと世界の見え方を変える、そんなきっかけになればいいなと願う。 ※「SWING EXPO」は2018年度、2019年度の2ヵ年に渡って全国巡回します。 高知 藁工ミュージアム 2018年9月15日(土)~12月2日(日) 開催時間:10:00~18:00/入館は閉館の30分前まで/火曜休館 トークイベント:9月15日(土)14:00~17:00/参加無料/定員:20名/要・事前申し込み 東京 武蔵野市立吉祥寺美術館 2018年12月14日(金)~12月18日(火) 開催時間:10:00~19:30/最終日は17:00まで トークイベント:12月15日(土)14:00~17:00 参加無料/定員:15名/要・事前申し込み  会場:マジェルカ 東京都武蔵野市吉祥寺本町 3丁目3-11 中田ビルB1F トークイベント 8月4日(土)18:00 〜 20:00 会場:同時代ギャラリー 参加無料・定員20名 要申し込み NPO法人スウィング  Tel:075-712-7930(亀井・木ノ戸) Mail:kamei@swing-npo.com(亀井)

【協力展覧会】『ASK_7人の作家』展

Sorry, this entry is only available in 日本語. HAPSが協力する展覧会のお知らせです。 HAPS事務局長の藏原藍子がトークに参加いたします。 『ASK_7人の作家』展 日時:2018年7月21日(土)〜8月11日(土) 11:00〜18:00 日・月・祝祭日休廊 会場:ART OFFICE OZASA 京都市上京区竪門前町414 西陣産業会館207(西陣織会館 西館) 料金:無料 参加作家:河村啓生/来田広大/宮岡俊夫/中屋敷智生/奈良田晃治/シュヴァーブ トム/鳥居結人 主催:ART OFFICE OZASA 企画:Alt Space POST 協力:京都新聞社/東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS) 詳細:http://artozasa.com/exhibition/ask-7人の作家 時間 : 7月28日(土) 16:00〜17:30 ゲスト: 藏原藍子:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS) この度、ART OFFICE OZASAでは、「ASK_7人の作家」展を開催いたします。 「A.S.K」は、京都市内に点在する3件のシェアスタジオを管理する「Atelier Share Kyoto」の略称であり、その始まりは1996年に開設された「西京のアトリエ長屋」に遡ります。今日のように「シェア」と言う考え自体が一般的ではなかった22年前、京都の伝統産業である友禅染工場と隣接する職人長屋2棟8軒をリノベーションし、アーティスト専用のシェアスタジオとして貸出したのが始まりです。その後、2010年に「A.S.K」、2012年には陶芸専用のシェアスタジオ「kyoto ceramic art studio – tochin」が加わり、現在3件の物件がシェアスタジオとして機能しています。今日まで「A.S.K」には、国内外を問わず20代から50代まで、長期短期を含め100名を超えるアーティストが制作の拠点としてきました。 その他、「A.S.K」は2015年にオープンした「KYOTO ART HOSTEL Kumagusuku」の立上げ時のスポンサーとしてサポートを行うなどアーティストへ支援の在り方も模索しています。 また今年2018年の春、「A.S.K」のアーティストが自主的に集まり、スタジオ内にアーティスト・ラン・ギャラリー「Alt […]

連続講座「共生社会実現のためのアーツマネジメント入門」開催のお知らせ

Sorry, this entry is only available in 日本語. 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)では本年度、「文化芸術による共生社会実現のための基盤づくり事業」を京都市より受託、実施しています。本事業では文化芸術を通して社会的な課題の緩和・解決に取り組む事例のリサーチにもとづき、文化芸術と社会課題をつなぐコーディネーターの人材育成や、文化芸術の取組に着手しようとする際の相談先窓口の在り方などの企画、準備を行い、来年度以降の事業開始につなげていきます。 このたび、その一環として「共生社会実現のためのアーツマネジメント入門」と題した連続講座(全7回)を開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。 [toggle title=“講座紹介” color=white] アーツマネジメントとは美術館、劇場、コンサートホールなどの文化施設を拠点として、アート(アーティスト)と社会を効果的につないでいく仕事のことですが、本講座では高齢者施設をはじめとする福祉施設、病院、被災地などといった、これまでアートとは疎遠と思われてきた場所でのアーツマネジメントに焦点をあてて紹介します。社会的課題や不利益といった困難さと向き合い、社会とのつながりを再構築していくことから、社会包摂型アーツマネジメントとも呼ばれています。 多様な状況や属性をもった人々が、ともに自由で幸せな生活を送ることのできる共生社会の実現をめざすために、アートはどのような役割を果たし得るでしょうか。本講座は、そのための基礎知識や手法について、一線で活躍する実践家、研究者によって分かりやすくお伝えします。アートにとって未知の領域がここに拓けようとしています。アートを通して現代的な課題に向き合う仕事を垣間見ませんか? こういった仕事を始めようとしている方、アートを学んでいる方、コミュニティワークの好きな方、福祉現場でのアートの実践に興味がある方におすすめです。 中川 眞(本事業ディレクター) 【主催・共催】 ・京都市(主催:5、7回講座、共催:3、4、6回講座) ・京都精華大学「LGBTQをはじめとするマイノリティの社会包摂を視野に入れたアートマネジメント・プロフェッショナル育成事業」平成30年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業(主催:3、4、6回講座、共催:5、7回講座) ・京都芸術センター(共催:5、7回講座) 【企画・制作】東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS) [/toggle] ※すべて参加費無料、要申込。 →チラシのダウンロードはここをクリックしてください [dropcap color=green]1[/dropcap] 「アーツマネジメント – 社会と関わる現場をつくる」※終了しました 日時:2018年7月12日(木)19:00~21:00 会場:キャンパスプラザ京都 4階第3講義室  定員:90名  講師:雨森信(Breaker Project ディレクター) [dropcap color=green]2[/dropcap] 「アートと社会包摂 – アートの役割」※終了しました 日時:2018年7月19日(木)19:00~21:00 会場:キャンパスプラザ京都 4階第4講義室  定員:90名  講師:中川眞(大阪市立大学特任教授) [dropcap color=green]3[/dropcap] 「芸術実践と人権 – マイノリティ、公平性、合意について」概論 […]

ALLNIGHT HAPS 2018前期「呼び出し、交換」

Sorry, this entry is only available in 日本語. 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)では、2018年7月31日(火)より、批評家・黒嵜想の企画によるALLNIGHT HAPS 2018前期「呼び出し、交換」を開催いたします。 ALLNIGHT HAPS 2018前期「呼び出し、交換」 会期: 2018年7月31日(火)〜2018年11月10日(土) 企画: 黒嵜想 出展作家:   #1 蕗野幸樹 2018年7月31日(火)~8月24日(金)  #2 奥祐司  2018年9月7日(金)~9月29日(土)  #3 岡田真太郎 2018年10月12日(金)~11月10日(土) 展示時間 18:00〜9:30(翌日朝) 会場 HAPSオフィス1F(京都市東山区大和大路通五条上る山崎町339) 主催 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS) 支援 平成30年度 文化庁文化芸術創造活用拠点形成事業 助成 公益財団法人 朝日新聞文化財団 黒嵜想&奥祐司クロージングパーティー「kitchen」 2018年9月28日(金)19:00〜21:00※終了しました。 定員:10名(先着順) 入場料:¥1,000 会場:HAPSオフィス1階(京都市東山区大和大路五条上る山崎町339) ALLNIGHT HAPS2018前期「呼び出し、交換」企画者の黒嵜想と第2弾の出展者奥祐司が、搬出を前にして、展示作品《HYPER FOOD PROCESSOR》および本企画について振り返ります。 お申し込みはHAPSのメールアドレス(info@haps-kyoto.com)まで、件名を「9/28クロージングパーティー申し込み」とし、①お名前/②電話番号/③メールアドレス/④人数をご明記のうえご送信ください。 friendshipとtrustとの間には、分割線が引かれた。 私たちは、SNSによってコミュニケーションはそれ自体を目的として行うことができ、公開されている情報は交渉なしに取得することが容易になった。例えば、一冊の本を手に入れるために古本屋の店主と話すことも、私たちにとって今や、無用の煩わしさとなった。店主との対話はそれ自体を楽しめばよく、また、本はそれ自体を検索して手に入れればよい。 友情と信用は別物。だからこそ、それぞれ個別の「情報」として呼び出すことができる。かくして「情報流通」は可能となった。この広大な流通網の中で、私たちは、友情を結ぶべき好ましい相手、信用に足る知識と、直接に関係を結ぶことができる。メディアは限りなく透明になり、孤独も関心も、即座に満たすことができる。 呼び出しと交換の可能性に開かれた、圧倒的な流通網。好悪の市場と、真偽の評価は、それぞれに棲み分けられた。だが、一方で失われつつあるのは、「取次」のイメージだ。かつてfriendshipとtrustの間に立っていた障壁であり、しかし、その両者を取り次いでいた存在。例えば、古本屋はほとんど見かけなくなった。 批評家もまた、その「取次」の一つなのだろうと、筆者は考えている。「好き」の感情へ言葉によって水を差し、真偽の別なる評価を作る。好悪を操る政治と、真偽の判断が分断された情報環境を前にして、まさにそのような批評という「取次」が必要なのだと信じて、筆者も活動している。だがこれもまた、時代の要請と逆行する、不要の行いなのだろうか。 本展では、筆者とは別のかたちで「取次」を実践しているように思えた三人を紹介する。聞けば、アートは今、コレクティブ(集団)での制作が新たなムーブメントとして喧伝されているようだ。みんなで作ること、あるいは、みんなが作品になること。それはそれで良いとして、ならばその「みんな(の制作)」はどのように流通しているのか。コレクターはその一員なのか。 手動式交換電話は、電話交換手を必要とした。発呼者は、希望する接続先を交換手に伝え、彼ら彼女らが相手を呼び出し、回線を交換するまでに、この取次者の声とコミュニケーションをする必要があった。情報流通の間にある取次そのものが、不透明な人格として露出していた。筆者はそのような、不必要な連絡が担っていたものをこそ、捉え直したい。私たちが手にした「情報流通」は、果たして透明なものだろうか? 物理的な流通網には、未だ無数の取次業者が潜在している。取次者なくして流通網は存在しない。インターネットで本を買ったとしても、配達者は介在する。真偽を定める情報にも、その背景には特定の集団の裁定が介在している。好悪を交換する親密圏には、それをとり結んだハブとなる人物が介在している。本展で紹介する三人は、筆者が活動するなかで見つけた、名前を持った「取次者」たちである。 彼らは呼び出しと交換の間にいる。friendshipを交換し、trustを呼び出す、不透明な取次者たち。本展は、彼らにストックされたものを筆者が呼び出し、交換する、コレクション展である。 (黒嵜想) […]

GA TALK 011 シュレヤス・カルレ「いまここにいること、そしてどこにもいないこと」開催のお知らせ

GA TALK 011 “NOW HERE & NO WHERE” by SHREYAS KARLE One can immediately identify a ‘wrong’ note in an orchestra/piece of music between all the ‘right’ notes. The rightly played notations create a symphony whilst the wrong one creates a sound. The wrongness of the note is subjective to the orchestrated composition (which underlines […]

【協力事業】punto "OPEN STUDIO"

punto “OPEN STUDIO” May. 4, 2018 (fri) – May. 6, 2018 (sun) Hours: 11:00 ~ 18:00 Admission: free Artist: Rie OKAMOTO Haruka SHIMA Miyako TENGYU Yuki HASEGAWA Rina MATSUDAIRA Saki MORIYAMA Anna YAMANISHI punto Access:6-3, Minami-sannocho, Higashi-kujo, Minami-ku, Kyoto, 601-8011, Japan web:http://punto-studio.net/  

【協力イベント】東アジア文化都市2017プレイベント PikaPikaワークショップ

Sorry, this entry is only available in 日本語. HAPSで協力しているイベントのお知らせです。 HAPSスタジオを使用しているアーティスト、トーチカによるPikaPikaワークショップが、2016年11月3日(木・祝)に東アジア文化都市2017プレイベントの一環として開催されます。 ペンライトの光で空間に絵を描く映像作品「PikaPika」を市民のみなさまで制作するワークショップです。子どもから大人までふるってご参加ください。 日時:2016年11月3日(木・祝)18:00〜20:00 場所:ロームシアター京都 ノースホール アーティスト:トーチカ 主催:東アジア文化都市2017実行委員会、京都市 ※10月下旬に実行委員会を設立し、準備委員会から移行する予定 制作:東山アーティスツ・プレイスメント・サービス実行委員会(HAPS) 定員:100名(応募多数の場合は抽選) ※小学生以下は保護者の同伴が必要 参加費:無料 「京都いつでもコール」に電話・FAX・ホームページの申込フォームのいずれかの方法でお申し込みください。 【申込受付期間】 2016年9月28日(水)〜10月17日(月)まで 【申込必要事項】 郵便番号 住所 氏名・ふりがな 年齢 電話番号 同伴者氏名・ふりがな(5名まで) 詳細:https://culturecity-kyoto.com/event_3/ トーチカ ナガタタケシ(Nagata Takeshi)とモンノカヅエ(Monno Kazue)によるユニット。カメラによる長時間露出とコマ撮りアニメーションを融合し、ペンライトで絵を描くことでアニメーションを作るという画期的な作風を編み出す。制作においては「実験的精神」を掲げ、試行錯誤の中から、ハッピーアクシデント(偶発的な幸運な出来事)を誘う。多様な手法で業種を超えて活動を行っている。 http://tochka.jp 「東アジア文化都市」は、日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日本・中国・韓国の3箇国において、文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するものです。これにより、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指します。 また、東アジア文化都市に選定された都市がその文化的特徴を生かして、文化芸術・クリエイティブ産業・観光の振興を推進することにより、事業実施を契機として継続的に発展することも目的としています。 詳細 https://culturecity-kyoto.com/overview/

【協力イベント】リコレクト〜記憶のいかし方  京都で「聞き」「語り」「思う」お茶っこの会

Sorry, this entry is only available in 日本語. HAPSで協力しているイベントのお知らせです。 リコレクト〜記憶のいかし方  京都で「聞き」「語り」「思う」お茶っこの会 日時:2016年5月7日(土)、8日(日) 11:00〜20:00 会場:旧成徳中学校3階(京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町290番地) 参加者:泉山朗土、草本利枝、荻野衣美子、伊藤早苗 主催:特定非営利活動法人 震災リゲイン 共催:一般社団法人silent voice 協力:国際文化政策研究教育学会事務局、文化政策・まちづくり大学院大学設立準備委員会/東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS) 助成:公益財団法人福武財団 詳細 https://www.facebook.com/events/796415260458619/ 東日本大震災を機に東北沿岸部に通い映像記録を続ける泉山朗土。同じく写真で記録を続ける草本利枝。また京都出身の映像作家荻野衣美子は北九州で開発された町の記憶を追い続け記録する。福島出身の伊藤早苗は紙芝居で福島を伝える活動を京都で展開する。  それぞれに、ある特定の場所での出来事や個人的な想いや思い出を記録し、記憶を伝えようとする。それはなぜか? 「少数派である他者について考えることは、多数派である自分について考えることです。少数派である他者の、顕在化した生きにくさについて考えることは、多数派である自分の、潜在化した生きにくさについて考えることです。そして、少数派が生きやすいシステムをもつ社会は、多数派にも生きやすい社会です。それに、少数派と多数派は、固定化された区分ではありません」 「あなたもまた、明日からどんな事情で少数派になるかわからないのです。そういったことも含めて、少数派について考える時は、「少数派のため」だと思わないでください。少数派である彼らを含めた「わたしたち」のために、いつ少数派になるかわからない「わたし」のために、「わたしたち」が生きやすいシステムを発明する、つまり、あくまでも自分のためを思って思考してほしいと願っています」(『たたかうLGBT&アート』[法律文化社]p15 第2章、あかたちかこ さんの文章より)    だから私たちは歴史をしっかりと記録し、学び、記憶したい。いつでも、大切なことを想起できるようでありたい。そのために、聞き、語り、思う、小さな場を京都で開きます。  「お茶っこ」は東北の言葉で、お茶を飲みながらお喋りする場を意味します。ぜひお越しください。 ・5月7日(土)終日作家が滞在。お茶っこできます。 11:00 開場 16:00 荻野衣美子作品上映『平松町(北九州小倉北区)』 17:00 映画『なみのこえ 気仙沼』(鑑賞料1000円) 19:00 上映後のお茶っこ(酒井耕+荻野美衣子+草本利枝トーク) 20:00 終了 ・5月8日(日)終日作家が滞在。常時お茶っこできます。 11:00 開場 13:00/15:00 伊藤早苗さんの紙芝居 17:00 映画『うたうひと』上映(鑑賞料1000円) 19:00 上映後のお茶っこ(草本利枝+伊藤早苗トーク) 20:00 終了