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《History of grandfather's hunting》(2018年・第21回シドニー・ビエンナーレ出展)

 
東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)では、京都市内で活動するアーティストの国際的な発表の機会に向けた支援を行なっております。
このたび、第5期HAPSスタジオ使用アーティストの井上亜美が、オーストラリアで開催される第21回シドニー・ビエンナーレに出展しますので、お知らせいたします。

出展アーティストについて

井上亜美(いのうえ あみ)
1991年宮城県生まれ。2014年京都造形芸術大学こども芸術学科卒業。2016年東京藝術大学大学院映像研究科修士課程修了。在学中に狩猟をはじめる。現場でつぎつぎに起こる出来事をエスノグラフィックな視点で見つめ、自身が出演・演出・記録する手法で映像作品を制作している。近作に、都会で暮らす猟師の奇妙な生活を描いた≪猟師の生活≫(2016年)、震災後に猟をやめた祖父を追った≪じいちゃんとわたしの共通言語≫(2016年)などがある。
主な展覧会に「ULTRA AWARD 2016 ニュー・オーガニクス」(京都造形芸術大学/2016年)、「猟師の生活」(トーキョーワンダーサイト本郷/2017年)など。現在、第5期HAPSスタジオ使用者として京都在住。
http://amiinoue.com

HAPSスタジオにて(撮影:成田舞)

 

第21回シドニー・ビエンナーレについて

会期:2018年3月16日〜6月11日
会場:コッカトゥー島、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館、キャリッジワークス、シドニー現代美術館、Artspace、シドニーオペラハウス、A4 Centre for Contemporary Asian Art
テーマ:「スーパーポジション – 均衡とエンゲージメント」
アーティスティック・ディレクター:片岡真実
https://www.biennaleofsydney.art
1973年創設。国際ビエンナーレ展としてはヴェネツィア、サンパウロに次ぐ歴史を持ち、アジア太平洋地域で最大の現代美術イベント。2016年開催の第20回では、37ヶ国・83名の作家が参加し、約64万人が来場した。
(参考)参加作家のうち日本からの出展作家:井上亜美、高山明、野口里佳、柳幸典

HAPSのキュレーター招聘プログラムについて

2012年より年に3回程度、国内外よりキュレーターを京都に招聘し、市内アーティストのスタジオビジットやトークを開催。第一線で活躍するキュレーターに京都のアーティストの活動を見ていただくことで、国際的な発表の場につながるよう、ネットワーク形成の機会としている。第21回シドニー・ビエンナーレ アーティスティック・ディレクターの片岡真実は2013年2月に招聘した。