photo:Yuri Manabe
2013年5月12日(日)、HAPSスタジオのある元新道小学校で、スタジオ利用アーティストの吉野正哲(通称:マイアミ)が中心となって、パフォーマンスイベントをおこないました。イベントの概要はこちら
ゲストに迎えた三者――ゲラ・パタシュリ(グルジア)、荒川医(米国)、サージ・チェレプニン(同)は、これまでに吉野が各地でコラボレーションをおこなってきた同志であり、今年の第55回ベネチア・ビエンナーレにも参加する注目のアーティスト達。
5月にちなんで、巨大な鯉のぼり3匹を登場させ、皆でひっぱりながら小学校の中を泳がせました。教室を出た鯉は、途中途中で「キャビアボール」と「いくら」を産卵しながら、廊下を通り、階段を通り、踊り場を通り、玄関を通り、広いグラウンドに出て、講堂の中へとたどり着きます。フィナーレでは、鯉とアーティストと子供達が生き生きと踊りまわる夢の中にいるかのような情景となり、舞台上でゲラを囲んで詩の朗読がおこなわれました。
校舎全体を使った大がかりなイベントは、HAPSスタジオにとっても初の試みで、地域からも注目していただき、たくさんの方にご来場いただきました。子供にも多く参加してもらい、学校という慣れ親しんだ場所で、不思議な現象が起きていくのを一緒に楽しんでもらえたようでした。
パフォーマンス前夜、同メンバーが中心となって、グルジア料理の料理教室と夕食会「パタシュリ家の夕餉」*をSocial Kitchenにて開催し、参加者は巨大餃子のヒンカリに舌鼓を打ちました。
* アートと食と恋をテーマにしたこの夕食会は、HAPSとSocial Kitchenが共同で開催した「Sunday Brunch」第一回目の応募企画(賞金獲得なし)が実施されたものです。
/H