開催情報
【作家】中島麦
【期間】2013年9月28日(土)19:30〜 (19:00開場)
【料金】1000円(中島麦サイン入り写真付き)
http://www.tukuru.me/events/sss-vol-1-.html
会場
会場名:つくるビルwebサイト:http://www.tukuru.me/
アクセス:〒600-8108 京都市下京区五条通新町西入西錺屋町25
電話番号:075-201-9631
開館時間:11:30〜19:00(最終日は18:00まで)
休館日等:火曜休み
概要
「スライドショー」とは、スライドとショーを合わせた造語で、同じ場で複数の人々が順次表示される画像を鑑賞するイベントです。美術界では作品素材や展示に用いられるなど広く活用されています。しかし、スライドショーイベントの数は少なく、アーティストトークなどの映像資料として活用されるといったケースが多く、発表形式や技術的にもスライドプロジェクションが生かされているとはいえないのが現状です。SlideShowStudies(SSS)は、スライドショーを新たな作品発表の形式として模索・研究するために、キュレータ・美術批評の平田剛志を中心に発足されたスタディーイベントです。第1回目は、画家・中島麦がこれまで撮りためてきた膨大な写真画像から近年の写真を中心にセレクトし、スライドショーを行います。
関西を拠点に活動を続ける中島麦(1978年大阪府生まれ)は、日常や旅の記憶を主題に絵画を制作しています。中島が描く鮮やかな色彩とストロークが作り出す形態は多くの観客を魅了し、近年は奈義町現代美術館(岡山)での個展、「奈良・町家の芸術祭HANARART 2012」への参加など、ますます活動を広げています。
中島は日々の制作と生活の往還の中で膨大な量の写真をドローイングとして記録し続けています。今回、プロジェクションする写真は、中島が日々の移動や旅の車中から撮影した「ドーロムービー」と名づけられたシリーズです。本シリーズは、車の移動中に撮影されるため、速度によって光は尾をひき、車窓を過ぎる風景は疾走感ある線や色彩として記録され、さながら抽象画のようです。加えて、本作では自身がシャッターを押すのではなく、カメラのタイマー機能を用いることで、カメラを通してでしか見ることができない画像をもたらすことに特徴があります。それらの写真は、自身の意識を越えた視覚をもたらし、絵画作品の着想やモチーフへと消化していくのです。
また、「ドーロムービー」では、日々の移動だけでなく東京、長野など遠方への移動も記録されています。それらの写真をスライドショーとして見ることで、あたかもロードムービーを見るような感覚を与えてくれるでしょう。写真に記録された速度と光の画像は、私たちが予想もしえない世界の痕跡/光景を見せてくれるのです。それらの映像は中島の絵画作品にどのように反映されているのでしょうか。
SlideShowStudies(SSS)の第1回目は、カメラのまなざしを通して記録された日常と移動について考えてみたいと思います。1夜限りのスライド・ドーロムービーにご一緒頂けましたら幸いです。
■開催日時:2013年9月28日(土)19:00 開場 19:30~スタート
終映後アフタートーク(中島麦×平田剛志)
■チャージ 1,000円(中島麦サイン入り写真付き)
■定員:35名(先着順)ご予約も受け付けております。
■企画・主催 平田剛志(SlideShowStudies)
■ご予約・お問い合わせ
slideshowstudies.info@gmail.com
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■企画協力 つくるビル