開催情報
【作家】
村野藤吾
【期間】2015年3月16日(月)~6月6日(土)
【料金】一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料。
http://www.museum.kit.ac.jp/20150316m.html
会場
会場名:京都工芸繊維大学美術工芸資料館webサイト:http://www.museum.kit.ac.jp/
アクセス:〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
電話番号:075-724-7924
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日等:日曜日、祝日
※ただし、4月29日(水・祝)から5月3日(月)から5月6日(水)までの間は開館します。
概要
村野藤吾(1891-1984年)の住宅作品は、これまで、大丸神戸店舎監の家や中山悦治邸、中山半邸、中林仁一郎邸、指月亭、松寿荘、自邸など特定のものを除いて、作品集ではほとんど紹介されてきませんでした。しかし京都工芸繊維大学美術工芸資料館が収蔵する村野の図面資料の中には、100を超える住宅作品が含まれています。そこには、いわゆる邸宅のみならず、小住宅や建売住宅、さらには社宅や集合住宅、そしてアンビルトと見られるものまで、様々なタイプの住宅作品が存在します。その作風は、和風を基調としたものが多くを占め、彼が日本の建築的伝統をどのように解釈していたか、多くの示唆が得られると思われます。その一方で、戦前を中心に、モダニズムによるものやアムステルダム派風のものなど、村野が関心を寄せていた多様な造形が現れることも注目されます。v 「住宅はもっとも人間に直結しており、また施主と建築家がまさに一対一で向かい合う(中略)大建築の設計をする建築家になるためにも住宅設計の修練を積まねばならない」(「設計について」『建築と社会』1951年7月号)という言葉に端的に表れているように、村野藤吾は、住宅が建築のなかでも特別の重要性を有していると考えていました。
今回は、戦前期に焦点を当て、デザインや建設経緯に特徴がある14作品を選定しました。その多くは現存しませんが、図面資料を主として写真や模型を通じて、村野の住宅作品の多彩さを味わうとともに、村野にとっての住宅とは何であったのか、その理念や手法、施主との関係、時代性などを読み解きたいと思います。
概要
記念シンポジウム「村野藤吾の住宅デザイン」2015年4月11日(土) 14:00 – 17:00 (開場13:30)
@京都工芸繊維大学60周年記念館
○パネリスト
藤森照信(建築史家・東京大学名誉教授)
木原千利(建築家・木原千利設計工房主宰)
○司会
石田潤一郎(京都工芸繊維大学大学院教授)
○参加費 無料
○定員 150名
○申込不要(当日先着順)
○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
村野藤吾の設計研究会