• 2021年10月31日

開催情報

【作家】
AKI INOMATA
岩名 泰岳 | Iwana Yasutake
ふなだ かよ | Funada Kayo
松井 沙都子| Matsui Satoko
成安造形大学・成安造形短期大学コスチュームデザインコースOB・OG
【期間】2021年10月19日[火]—11月13日[土]
【開館時間】 11:00–17:00 *11月3日[水 祝]開館
【休館日等】日・月
【料金】無料
https://artcenter.seian.ac.jp/exhibition/4466/

会場

会場名:成安造形大学【キャンパスが美術館】
webサイト:http://www.seian.ac.jp/gallery/
アクセス:〒520-0248 滋賀県大津市仰木の里東4-3-1
電話番号:077-574-2111
開館時間:11:00–17:00
休館日等:日・月曜日休館

概要

新型コロナウイルスの流行により、今までの日常は大きく変化しました。こうした状況の中、私たちは生活を根底から見つめ直す必要に迫られています。セイアンアーツアテンション14では、様々な作品やプロジェクトを通して、私たちの生活を支えている「家」のあり方を多面的に考察する展覧会を開催します。
 1920年、本学の母体である京都成安学園の学祖瀬尾チカは、裁縫の技術修得を通して女性の自立を促し、社会で広く活躍できる人材の育成を目指しました。それは、近代化した社会の中で「家」という枠組みに捉われない、新しい女性像を提示するための挑戦でした。それから100年、現代の私たちは「家」をどのように捉えているでしょうか。多くの人にとっては家族のいる場所、生まれ育った場所、プライバシーが守られる場所、安息を得る場所といったものかもしれません。一方、視点を変えてみれば、それは家柄、核家族化、引きこもりといった言葉に連想される、人間関係の固定化や断絶を生み出す枠組みとして捉えられるかもしれません。そして、「ステイホーム」という言葉が一般化したように、2020年から世界中で猛威を振るい、今なお刻々と変化し続けている新型コロナウイルスは、私たちの生活を一変させ、全ての人に「家」とは何かを考えるきっかけを与えました。
 本展覧会タイトルの「Re:Home」には、本学園が歩んできた100年を振り返るだけではなく、大きな変化に直面している私たちが、改めて日常を見つめ直すための問いを込めています。本展では、住処、生活様式、家族の関係、地域コミュニティの可能性など、「家」に潜在する多様な価値観を取り上げ、然るべき作品を展示・構成することにより、新しい視点に出会うきっかけになることを目的としています。「家」について考えてみることは、これからの生き方を考える上で切実な問題であり、本学園にとっては、時代の枠組みから女性を開放しようとした瀬尾チカのビジョンを、現代の私たちがどのように引き継ぐことができるのかを考えるヒントとなるでしょう。展覧会を通じて、未来の可能性を共に考える場となりましたら幸いです。
新型コロナウイルス感染対策
ご来場時の事前予約は不要です。
ただし、今後の感染状況によっては事前予約が必要となる可能性がありますので、QRコード、またはURLからwebサイトをご確認の上、お越しください。ご来場の際にはマスクの着用、手指消毒、入場制限等へのご協力をお願いいたします。