• 2015年06月12日

開催情報

【期間】2015年 6月 9日(火)~ 2015年8月2日(日)
【料金】無料
http://www.otani.ac.jp/news/nab3mq000003zehp.html

会場

会場名:大谷大学博物館
webサイト:http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/
アクセス:〒603-8143 京都市北区小山上総町
電話番号:075-411-8483
開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日等:日曜日・月曜日

概要

東アジアの造形作品には、しばしば動物の姿がかたどられています。そこには、私たちが知っている鳥獣のみならず、龍や鳳凰などの想像上の動物も大きな存在感を示しています。彼らはいったい何ものなのでしょうか。
これらは、たんに動物を造形化してみせたという以上の意味があります。龍は天子の象徴であり、鳳凰は聖徳の天子の世に現れる瑞祥でした。東西南北の四方には、方位をつかさどる神として、白虎・青龍・朱雀・玄武の四神が、さらに十二支には、鼠、牛、虎、兎などの鳥獣が配されました。また、鶴をはじめとする鳥たちは、神仙世界とこの世とを行き交う存在と考えられていたのです。鹿や、狐、蛇など、今の感覚では、“なんで?”と、意味のよくわからなくなってしまったものもいますが、実はいずれもが聖なる世界に関わっています。
本展では、館蔵品の中から多様な霊獣の一端を紹介します。神秘的で不可思議な「霊獣の世界」を感じ取っていただければ幸いです。