開催情報
【期間】2013年6月11日(火)~8月5日(月)【料金】無料
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/nab3mq000002c20s.html
会場
会場名:大谷大学博物館webサイト:http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/
アクセス:〒603-8143 京都市北区小山上総町
電話番号:075-411-8483
開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日等:日曜日、月曜日、
※8月4日(日)、5日(月)は開館
概要
伊能忠敬(1745~1818)は、約200年前、当時の最新の測量技術を駆使して日本全国を測量し、それまでになかった精密な日本地図を作成しました。それが『大日本沿海輿地全図』(以下「伊能図」)です。伊能図は、今日の日本地図に比してもたいへん正確であり、その測量や製図の技術は驚嘆に値します。伊能図は、「大図」(3万6千分の1)214鋪、「中図」(21万6千分の1)8鋪、「小図」(43万2千分の1)3鋪からなり、文政4年(1821)に完成し、幕府へ上呈されました。今日、伊能図は国内外に複数伝来していますが、なかでもフランスで1970年頃に発見された伊能中図(イヴ・ペイレ氏旧蔵)は、東京国立博物館蔵伊能中図(重要文化財)と並ぶ優品として名高いものです。来歴は未詳ながら針突法によって制作された副本であり、針穴も鮮明な完成度の高いものといえます。
この伊能中図は2003年11月~2004年2月にかけて、日本写真印刷株式会社によって修復され、現在は同社の所蔵となっています。
本展では、日本写真印刷株式会社のご協力を得て同社蔵の伊能中図8鋪を展示し、あわせて伊能忠敬の足跡を紹介します。