• 2013年06月27日

開催情報

【作家】
レイマ・ネヴァライネン
【期間】2013年7月17日(水)〜7月29日(月)
【料金】無料
http://www.gallery-ort.info/schedule/%E2%80%A8reima-nevalainen-%E2%80%A8%E2%80%A8%E2%80%A8lost-and-gained-layers/

会場

会場名:Gallery Ort Project
webサイト:http://www.gallery-ort.info/
アクセス:〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町84 1F
電話番号:075-201-9631
開館時間:12:00~19:00(最終日17:00まで)
休館日等:火曜日休み

概要

レイマ・ネヴァライネンはフィンランド出身の画家で2011年の秋より京都に滞在している。彼は滞在中に365の絵からなるドローイングシ リーズ作品と多くの写真作品を製作した。これらの作品は、ある芸術家の未知なる世界での旅日記であるとも言えるかもしれない。人間の姿、建造物、風景や自 然をモチーフにした彼の絵は、人体はまるで一挙一動ごとに変形する空間であり、風景は大地に横たわりその空間に手を差し伸べている姿であるような世界を描 き出している。

彼は作品の中に多様なミクストメディア技法を用いる。コラージュやデコラージュによって層を重ねたり剥がしたりすることで彼の作品は表 現されている。絵画は足すことと引くこと、創造と破壊によって成り立つ。彼の作品の中心たるアイディアは、マテリアルを主体から分離させることは出来ない ため、その実質が表しているものを描写する、ということである。

写真が光によって形を与えられているとするならば、絵は影によってその姿を現す。それ は、人の意志が想像を通して闇に形を与えるように。意志は影の中の光であり、隠されたり抑圧されたものに顔を与えるものであると言える。