開催情報
【期間】前期 : 2014年9月6日(土) ~ 10月19日(日)
後期 : 2014年10月21日(火) ~ 12月7日(日)
【料金】大人700円、大・高生300円、中・小生200円、団体(20人以上)・高齢者(70歳以上)500円
http://nomura-museum.or.jp/publics/index/16/
会場
会場名:公益財団法人野村文華財団 野村美術館webサイト:http://nomura-museum.or.jp/
アクセス:〒606-8434 京都府京都市左京区南禅寺下河原町61
電話番号:075-751-0374
開館時間:10:00〜16:30
休館日等:月曜日 (月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日休館。)
概要
大名道具とは、江戸時代の大名家に伝わった絵画、武器や武具、調度品などの道具のことをいいます。この展覧会では大名道具の中でも特に、茶の湯と能楽に関わる道具を中心に展示いたします。茶の湯と能楽は、大名家においては必須のものでした。茶の湯は、千利休が大成したような侘び茶とは異なり、書院のような広間で台子を用いて行う茶が、諸大名によって盛んに行われましたが、これを大名茶といいます。この大名茶の道具には、侘び茶では遠ざけられていた唐物の絵画や天目、金属の花入、水指などが盛んに用いられました。綺麗なもの、唐物が好まれたようです。また、能では、特に装束は、舞台で映える華やかな布地のものが盛んに制作されました。そして江戸時代も後期になると、特に茶道具を大名自らデザインしたり、収納する箱や袋などに趣向を凝らしたりする大名も現れました。その代表が数々の名品の蒐集で有名な雲州松江藩主松平不昧です。
このような背景のある大名道具ですが、いずれも殿様らしい豪華で気品の満ちた品々です。大名の栄華の世界を味わっていただけましたらと幸いです。