開催情報
【期間】2019年4月20日(土)~ 6月9日(日)【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日等】月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、5月7日
【料金】
○一般 800 (600)円
○高校・大学生 500 (300)円
○小・中学生 200 (100)円
※( )内は前売り、20名以上の団体料金
※小学生未満、障がい者手帳等の交付を受けている方
およびその介護者1名は無料
会場
会場名:龍谷ミュージアムwebサイト:http://museum.ryukoku.ac.jp/index.html
アクセス:〒600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
電話番号:075-351-2500
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日等:月曜日(祝日の場合翌火曜日休館)
概要
京洛のほぼ中央、烏丸高辻に伽藍を構える因幡堂平等寺は、平安時代の創建時に遡る本尊薬師如来立像(重文、1003年頃)を祀る古刹です。この本尊薬師如来は、天竺伝来とされる霊像が因幡国(鳥取県)から都に飛来してきたと伝え、善光寺阿弥陀三尊像・清凉寺釈迦如来立像とともに、「日本三如来」と称されます。この創建にまつわる説話は、鎌倉時代の「因幡堂縁起」に綴られ、創建後は市中の「町堂(辻堂)」として京都の町衆の篤い信仰に支えられてきました。この度、平等寺本堂の内装修復工事が行われるのにあわせ、同寺の本尊をはじめとする霊宝のすべてと、現在は東京国立博物館所蔵の「因幡堂縁起」1巻(重文)とともに展観する初めての機会となります。
本展では、同寺の本堂、観音堂、阿弥陀堂に安置される平安~江戸時代の仏像の数々、そして同寺に伝来した仏画や仏具、古文書をあわせて展示します。加えて、同じく因幡国から伝来したと伝わる岐阜・延算寺の本尊薬師如来立像や、因幡国に残された本尊の台座(鳥取・座光寺蔵)、平等寺所蔵の名品の一つである阿弥陀如来坐像(鎌倉時代)と、作風が酷似する近在の西念寺本尊・阿弥陀如来坐像も特別に出品され、これまで全貌が明らかでなかった洛中の隠れた古刹・平等寺のすべてがわかります。
また、シリーズ展4では、仏教の生まれたインドから日本に至るまでの仏教の2500年の歩みを、大きく「アジアの仏教」と「日本の仏教」に分けて通覧します。