開催情報
【期間】2015年6月27日(土)~2015年8月23日(日) ○会期中展示替えがあります
【料金】一般500円、大学生400円、高校生以下無料
*上記料金で、2階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_matsuri_post/yamaboko2015/
会場
会場名:京都文化博物館webサイト:http://www.bunpaku.or.jp/
アクセス:〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府京都文化博物館
電話番号:075-222-0888
開館時間:10:00~18:00/火〜木、土日(入館は17:30まで)
10:00~19:30/金(入館は19:00まで)
休館日等:月曜日休み(祝日の場合火曜日休み)
概要
祇園祭は、蔓延する疫病を防ぐ目的で貞観5年(863)に催された御霊会に始まるとされます。もともと朝廷や貴族の祭祀として執り行われていた祇園御霊会は、時代の変遷と共にさまざまな要素が加えられるようになりました。それと共に、祭りの担い手も経済力をつけてきた町衆へと移り変わってゆき、室町時代には巨大な山鉾が次第に姿をあらわすようになったのです。祇園祭に登場する山や鉾には、美しく由緒もある懸装品が数多く用いられ、国内はもとより遠く東アジアや中近東、そしてヨーロッパの美術工芸の粋が集結しています。京の歴史の移り変わりとともに現代まで連綿と受け継がれてきた祇園祭は、京都だけでなく日本を代表する祭礼として名高いものであり、絢爛豪華な懸装品で装飾された山鉾は「動く美術館」とも称され国の重要有形民俗文化財に指定されているほか、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されています。そして、昨年には大船鉾が150年の時を経て復興され、また後祭巡行が49年ぶりに復活するなど、祇園祭には伝統と共に常に変化があるのです。今回の展示では、祇園祭における山鉾の歴史や文化について、江戸時代の古記録なども展示しながら、その魅力を紹介してゆきます。