開催情報
【出展者】
ロジャー M. ビュルゲル
【日時】2015年1月30日(金)18:00–19:30(17:45開場)
【料金】無料
http://www.parasophia.jp/events/2015_ap_roger_buergel/
会場
会場名:京都文化博物館 別館webサイト:http://www.bunpaku.or.jp/
アクセス:〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府京都文化博物館
電話番号:075-222-0888
開館時間:10:00~18:00/火〜木、土日(入館は17:30まで)
10:00~19:30/金(入館は19:00まで)
休館日等:月曜日休み(祝日の場合火曜日休み)
概要
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015では、これまでオープンリサーチプログラムを通して芸術祭に向けた調査研究のプロセスを公開し共有してきました。いよいよ2015年3月7日の開催を一ヶ月後に控え、PARASOPHIAの方向性をより鮮明に紹介し、より多くの方々にPARASOPHIAの理念を共有していただくために、幅広い層の皆さんを対象としたアクセスプログラムを実施します。今回はプロフェッショナルアドバイザリーボードメンバーの一人であるロジャー M. ビュルゲル氏(ヨハン・ヤコブ博物館館長)をお招きし、現代の国際展に求められる方向性と、PARASOPHIAという必然についてお話を伺います。美術批評家およびキュレーターとして活躍するビュルゲル氏は、これまでドクメンタ12(ドイツ、2007)や釜山ビエンナーレ(韓国、2012)といった世界の国際展でアーティスティックディレクターを務めてきました。「学びの庭」というテーマを掲げた釜山ビエンナーレでは、釜山の住民を中心とした約80名の市民と参加作家からなるラーニング・カウンシルを立ち上げ、様々な人が作品制作や教育プログラムの考案についてじっくりと時間をかけて議論する場を設けました。彼はその過程で生まれた対話や学びを展覧会の内容に反映し、なおかつ鑑賞者の自立性を保った多彩な教育プログラムを実現しました。その後、ビュルゲル氏はヨハン・ヤコブ博物館(スイス・チューリヒ)の館長に就任しました。世界の交易路の調査研究を目的としたこの博物館は、ハイブリッドな文化機関としての新たな可能性を創出しています。
今回のアクセスプログラムでは、世界における同時代の美術と他分野との対話、そして私たちの明日の文化を生み育てる公共機関やプログラムについて、その経験と深い見識に基づいた視点から、また別の可能性についての問題を提起します。
主催 京都国際現代芸術祭組織委員会、一般社団法人京都経済同友会、京都府、京都市
プロフィール
ロジャー M. ビュルゲル(Roger M. Buergel)1962年ドイツ・ベルリン生まれ。美術批評家、キュレーター、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015プロフェッショナルアドバイザリーボードメンバー。バルセロナ現代美術館ゲストキュレーターを経て、リューネブルク美術大学(2002–05)、カールスルーエ美術アカデミー(2007–09)で教鞭をとる。「ドクメンタ12」(2007)ではキュレーターおよび美術史家のルート・ノアック氏とともに共同ディレクターを務める。「第6回釜山ビエンナーレ」(2012)のアーティスティックディレクター。主な企画展に「私たちがよくわからないこと」(ゲネラリ財団、2000)、「政府」(リューネブルク大学美術館ほか巡回、2003–05)、アイ・ウェイウェイ展(DKM美術館、2010)などがある(共同キュレーションを含む)。現在は、2013年に開館した世界の交易路に関する調査研究を活動方針の一つとするヨハン・ヤコブ博物館(スイス・チューリヒ)の館長に就任。現在同館では「アラン・セクーラ:港湾労働者たちのミュージアム」展が開催されている。
アクセスプログラム[レクチャー]ロジャー M. ビュルゲル「〈いま〉が始まるとき」
A5判号外チラシ デザイン:西岡勉