• 2015年01月31日

開催情報

 
【期間】2015年1月20日(火)~4月5日(日)
【料金】一 般:500(400)円、大学生:400(320)円、高校生以下:無料 
※( )内は20名以上の団体料金
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_matsuri.html#mousouyama

会場

会場名:京都文化博物館
webサイト:http://www.bunpaku.or.jp/
アクセス:〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府京都文化博物館
電話番号:075-222-0888
開館時間:10:00~18:00/火〜木、土日(入館は17:30まで)
10:00~19:30/金(入館は19:00まで)
休館日等:月曜日休み(祝日の場合火曜日休み)

概要

祇園祭には、唐渡りの故事の場面を再現した意匠を持つ山が登場しますが、親孝行にまつわる逸話を集約した『二十四孝』から、「孟宗」の物語を題材にしているのが孟宗山です。孟宗山には、母のために雪の中から筍を掘り当てる孟宗の様子が御神躰人形としてあらわされており、盛夏に巡行する祇園祭の山鉾にあって、雪を表現したその様相は、とりわけ注目を集めています。
 そして、京都画壇で活躍した絵師たちにゆかりの作品が山を飾るのも孟宗山の特徴です。中でも山の背面を飾る大きな見送には、近代日本画の大家である竹内栖鳳(1864-1942)の渾身の作である「孟宗竹藪林図」が飾られます。また、孟宗山の周囲を彩る欄縁や見送幕を懸ける鳥居の飾金具は、竹内栖鳳の師でもあった京都画壇の重鎮幸野楳嶺(1844-1895)の下絵を元に鮮やかに造形されています。そのほかにも孟宗山には、大陸伝来の生地を用いた懸装品や美しい飾金具が数多く継承されてきており、見るものを魅了しています。
 孟宗山には、親子の絆を題材とした孝行の物語を表現する演出と共に、華麗な装飾品の数々が受け継がれています。今回の展示を通じて孟宗山の魅力に触れ、また祇園祭の歴史や文化の奥深さを感じていただければ幸いです。