開催情報
【期間】2014年1月22日(水)~2014年3月9日(日)【料金】一般400円(300)高校生・大学生300円(200)小学生・中学生200円(100)
( )内は、20名以上の団体料金
70才以上の方,身体障害者手帳をお持ちの方は入館無料
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0041.html
会場
会場名:京都大学総合博物館webサイト:http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/
アクセス:〒606-8501 京都市左京区吉田本町京都大学総合博物館
電話番号:075-753-3272
開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日等:月曜日、火曜日休み
概要
一体ダンヌンツィオとはだれか?今の日本で答えられる人は少ないかもしれません。この20世紀初頭のイタリアの詩人・小説家・劇作家は、生前フランスやアメリカでも広く読まれた国際的流行作家でした。2013年はその生誕150周年。イタリアでは記念コインや切手も発行されています。ダンヌンツィオ作品は、日本でも英語等の翻訳を介して、上田敏、夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介、生田長江、有島生馬など、日本近代文学史上、錚々たる作家たちに読まれ愛され、訳されました。漱石門下の文学者、森田草平の場合、ダンヌンツィオの小説『死の勝利』に夢中になり、その主人公を模倣するような平塚雷鳥との塩原温泉心中未遂事件を起こしました。三島由紀夫の作品や晩年の行動にダンヌンツィオの影響が見られるとも言われます。
ダンヌンツィオは、同時代のヨーロッパの最新の思潮や風俗を作品に取り入れ、人生においても独自の審美的スタイルとファッションを演出しました。そして、黎明期の自動車や飛行機を愛し、自分で運転・操縦。さらに、映画、広告など新しいメディアに関わった、まさに大衆化する新しい20世紀文化とともに歩み、リードした作家だったのです。
イベント、その他
いずれも、参加費無料(入館料は必要)、予約不要でご参加いただけます。◆講演会
講演「生ける石の書、ヴィットリアーレ」
講師:ジョルダーノ・ブルーノ・グエッリ(ヴィットリアーレ財団長)
講演「ダンヌンツィオ ― 人生・テクスト・世界」
講師:村松真理子(東京大学准教授)
日時:1月26日㈰ 14:00 ~ 16:30
◆連続セミナー1「ダンヌンツィオをめぐって― 京大人文研・第一次大戦研究班による連続セミナーと映画上映」
「ダンヌンツィオの時代 ― 戦争と芸術家」
講師:岡田暁生(京都大学人文科学研究所教授)
日時:2月1日㈯ 14:00 ~ 15:30
◆連続セミナー2「ダンヌンツィオをめぐって― 京大人文研・第一次大戦研究班による連続セミナーと映画上映」
講師:小川佐和子(京都大学人文科学研究所助教)
日時:2月8日㈯ 13:00 ~ 16:30
13:00 ~ 13:30 講演「ダンヌンツィオと第一次世界大戦期のイタリア無声映画」
13:40 ~ 16:30 『 カビリア』上映(ピアノ伴奏あり:柳下美恵)(1914 年、ジョヴァンニ・パストローネ監督)
◆イタリア語による朗読「はじめて読むダンヌンツィオ」
朗読:エドアルド・ペドイャ
解説:内田健一(京都産業大学助教)
日時:2月9日㈰ 14:00 ~ 15:30
◆連続セミナー3「ダンヌンツィオをめぐって― 京大人文研・第一次大戦研究班による連続セミナーと映画上映」
「ダンヌンツィオとフランス ― 世紀末からモダニズムへ ―」
講師:久保昭博(関西学院大学准教授)
日時:2月15日㈯ 14:00 ~ 15:30
◆ミニレクチャー「京都、フィレンツェ、ダンヌンツィオ」
講師:渋江陽子、星野 倫、吉田 勉、國司航佑(京都大学)
日時:2月23日㈰ 14:00 ~ 16:00
◆講演「ダンヌンツィオと日本近代文学―『新しい男』を目指して」
講師:平石典子(筑波大学准教授)
コメンテーター:浅野 洋(近畿大学名誉教授)
日時:3月1日㈯ 14:00 ~ 15:30
◆講演「ダンヌンツィオの国へ― 大正教養世代のイタリア旅行」
講師:末永 航(広島女学院大学教授)
コメンテーター:真銅正宏(同志社大学教授)
日時:3月8日㈯ 14:00 ~ 15:30