• 2021年10月12日

開催情報

【作家】池内美絵
【期間】2021年10月12日(火)- 10月17日(日)
【開館時間】12:00―18:00
【休館日等】月曜
【料金】free
※入場は閉館の30分前まで。
http://kunstarzt.com/Artist/IKEUCHI/Yoshie.htm

会場

会場名:KUNST ARZT
webサイト:http://kunstarzt.com/index.htm
アクセス:京都市東山区三条神宮道北東角2F
電話番号:090-9697-3786

概要

KUNST ARZTでは、池内美絵の個展を開催します。
池内美絵は、生きる事の本質を
観察、研究、表現するアーティストです。
約600匹のヤスデの飼育、
博物館を楽しむための活動「MUSUME」、
「KOBE喫茶探偵団」などと並行して、
飲み込んで排泄後、組み立てた人形「アリス(2008)」、
精液の染み込んだティッシュで制作した「リース(2009)」、
自身の尿で育てた「サフラン(2005)」・・・。
一見「かわいい」と思わせておいて、
素材や背景を知ってしまった鑑賞者の脳裏からは
消去しがたい“怪作”を制作し続けています。
本展では、「あいちトリエンナーレ」で
表現の自由問題に巻き込まれた
「百代の過客」展(2019)において、
会場に置かれた抗議ビラから作った
新作「コサージュ」の初展示になります。
天皇家の紋章である菊の形状に作られており、
コサージュが祝い事の場で貴婦人が
付けるものだったという由来を知ると、
一方的な暴力の残骸が
美を伴った強いメッセージとなって
突き返されていることに気付きます。
(KUNST ARZT 岡本光博)
展覧会について 
2019年秋に、尾道沖の離島、百島にある
ART BASE百島の企画展「百代の過客」に参加しました。
この年は「あいちトリエンナーレ」で
表現の自由に関する問題が起きた年でした。
企画内容に重なる部分があった百代の過客展にも
その動きが飛び火し、私の作品(の素材)も
抗議材料に取り上げられ、会場には抗議ビラも置かれました。
会期後、持ち帰ったそのビラでコサージュを作りました。
ビラの作成者よりも長い時間向き合ったかもしれません。
このコサージュと、ART BASE百島より刊行された
記録冊子「百代の過客」を合わせて展示します。