開催情報
【作家】上野千紗
【期間】2013年9月3日(火)~9月8日(日)
【料金】無料
http://kunstarzt.com/exhibition/Artist/039UENO/UENOChisa.htm
会場
会場名:KUNST ARZTwebサイト:http://kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都市東山区夷町155-7
電話番号:090-9697-3786
開館時間:12:00~19:00(最終日17:00まで)
休館日等:月曜日休み
概要
KUNST ARZT では、上野千紗の個展「FRONTIER」を開催します。上野千紗は、日常生活の中でのフとした気付きを検証することによって、
「世界の在り方の方程式」を表現するアーティストです。
自身の体内にある“赤色”である血液を鉛筆の芯にした「Type;A(2011)」、
ラファエロの荘厳で崇高なる大作をダンボールで表現した
「Disputation of the Holy Sacrament(2012)」。
また、牧場や養豚場を訪ね、ある特定の牛、豚、鳥の生きている姿と
食材としての姿を混在させたような「フロンティア【野田牧場】、
No name 【今井養豚場】、No name 【出雲農林高校】(2013)」。
これらアーティストの身体性を色濃く反映させつつ、
モノ事の本質を問う表現にご注目ください。
(KUNST ARZT 岡本光博)
アーティスト・ステートメント
ある日、花の水を換えているとき。
昨日までの花の色はどこかへ行ってしまい、
今日の花の色は昨日とは違う色になっていることに気がつきました。
それは花の中の世界でルールが決まっているから当たり前のことだけれども、
昨日までの花の色が目に見えなくなりどこかに消えて、
どこにもない世界にいることの事実に気付いたとき。
この感覚の視点がこの世界の在り方の方程式を分かりやすく、
もしくはこの世界の在り方のややこしさを知る手がかりにしてくれたと思いました。
その感覚は日常に潜んでいて、どこに潜んでいるのかわからないけれど。
わたしはその感覚の視点を日常から摘み取り、
目に見える存在に表したいと思っています。
その感覚の抽出方法は時にドローイング作品や立体作品、
油画であり出力のアプローチは様々です。
私はジャンルに縛られることなく表現に挑戦したいと思っています。