開催情報
【作家】金氏徹平
【期間】2014年10月10日(金)〜10月12日(日)
【料金】無料
https://www.facebook.com/events/1570950916460929
http://kyoto-ex-useful.jp/archives/348
会場
会場名:京都市青少年科学センター
webサイト:http://kyoto-ex-useful.jp/archives/528
アクセス:〒612-0031 京都市伏見区深草池ノ内町13
電話番号:
開館時間:9:00–18:00
当プログラムにおいて、京都市青少年科学センターは公式会場ではなくなりました。
科学センター受付等へのお問合せはお控えください。
概要
「劇場型政治」という表現が日本国内で広く流通してから、少なくとも10年が経過しようとしています。ではテアトロクラシー、劇場における政治制とはどのようなものか。この制度の中で駆け引きされているもののひとつは、例えば「知らなさ」ではないでしょうか。よく知られた、あるいは知られざるものをどう企て、組み合わせ、また享受するか? 何を知らしめ、引きつけ、積み上げるか?対して、プレゼンテーションの場で「知らなさ」の足並みを揃えない事例として「科学館」、中でも青少年向けの施設を考えてみたい。科学館では、その対象年齢の広さと多岐にわたる内容から、来館者の知識レベルが横並びであることは期待できません。まったく未知のものに引きつけることも、確認のステップを積むこともできない、にもかかわらず何かの語りかけが準備されているとしたら、それはどのようにしてでしょうか。
たとえば、京都市青少年科学センターには中心的な展示物としてティラノサウルスの大型可動模型があります。「あいさつ」というボタンを押すことで「(吠え声)、こんにちは、あいさつがわりに一声吠えたけど、本当は吠えなかったと考えられているんだよ」という音声が口などの動きとともに再生されます。このユーモラスな音声はしかし、重要な問題を告発しているように思われてなりません。恐竜映画をはじめとするイメージが育んだ吠え声、その強い要請に応えることと、科学館という場所が求める正確さを保証すること。この発語にはいったいどのような配慮が必要だったのでしょうか。
観客たちは、橋本聡と遠藤水城によるインストラクション(指示)を手に、京都市青少年科学センターの常設展示をめぐることになります。何を前提し、何を忘れてその場に臨んでいるかが明らかになっていく、スリリングな体験となることでしょう。
協力:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)、「予言と矛盾のアクロバット」
橋本聡参加『予言と矛盾のアクロバット』京都にて同時期開催:
-『配布:ユニオンジャックのプリント』10月9日(木)7:30-
http://aaccrroobbaatt.com/1210/
– ワークショップ『』10月11日(土)18:00-
http://aaccrroobbaatt.com/1222/
– レクチャー&ディスカッション『やめること』10月12日(日)18:30-21:30
http://aaccrroobbaatt.com/1225/4