• 2014年09月27日

開催情報

【ゲスト】
RAD(川勝真一、榊原充大、木村慎弥、本間智希)
西本千尋(ジャパンエリアマネジメント)
【日時】2014年9月29日(月)18:30〜
【料金】無料(交流会は1,000円)

会場

会場名:京都リサーチパーク東地区 KISTIC2階 イノベーションルーム
webサイト:http://www.krp.co.jp/
アクセス:〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町134
電話番号:075-315-8491
開館時間:-
休館日等:-

概要

「クリエイティブ・テーブル」は、これからのデザイン、これからのものづくりについて考え創造していく対話型トークイベントです。
9月は、建築やそれを取り巻く職能には「こういうこともできるのか」ということを感じさせる活動を行う二組がゲストです。
無秩序なビル広告や街路灯フラッグをまちの魅力を引き出すメディアに変えるエリアマネジメントや、古民家を活用するための制度とネットワークづくり、松戸で改修可能な物件をサブリースしクリエイティブな自治区づくりをおこなっている西本千尋さん。
京都を拠点に、浜松、福岡などさまざまな地域で街の魅力や課題をアーカイブするリサーチプロジェクトや、専門技能がない一般の人でも町家の解体や改修をDIYでおこなえるノウハウの蓄積・提供をするプロジェクト、40年前に集団離村した元廃村を再生するプロジェクトに参加するRAD。
まちづくり、建築という分野で、インディペンデントなアプローチから様々なリサーチと実践を重ねている2組のゲストとともに、まちへ介在する経路について参加者と考えアイデアを出し合う形式のトークイベントをおこないます。
みなさんはどんなときに「まちに関わっている」と実感しますか? 「まちに関わる」というのは、ボランティアで道路の掃除をしたり、公共サービスを利用することだけではありません。地元の楽しみ方を来訪者に発信することから、まちのルールを決めるために声を届けること、家をより良く改修することで魅力的なまちづくりを担うなど、さまざまな関わり方があります。 自分で補修することもできない家、あれもこれも禁止の広場、声が届かず何をしているのか分からない近隣、知らないうちに不自由になる生活、まちではたやすく疎外感や無力感を感じるものです。 自分で家をいじったり、壁にグラフィックを描いたり、家の前の道をふさいで宴会をしたり、河川敷で結婚式をしたり、まちの見方を創造したり。より多くの人たちがまちに関わることができる経路を生み出すことは、私たちがこれからまちでより自由に、豊かに生きていくためにはとても大事なことだと考えます。

プロフィール

RAD(ラッド)
「RAD – Research for Architectural Domain」は、2008年に開始された、「建築の居場所(Architectural Domain)」を探るインディペンデントなリサーチ・プロジェクトです。普段誰もが何気なく接している建築や都市に対して、専門家のみならずより多くの人たちがどう関わることができるか? その「経路」をつくることで、状況の見通しをより良くしたいと思います。こうした考えのもと、「アーカイブ」という観点とともに、建築家との展覧会、レクチャー、シンポジウムの企画実施、町家や商店街の一角を改修するワークショップの運営、都市の資源と課題調査の実施や、その成果を反映するアーカイブサイトの構築、インタビュープログラムの企画などを行っています。
http://radlab.info/
西本千尋(にしもとちひろ)
株式会社ジャパンエリアマネジメント代表取締役。歴史的建築物活用ネットワーク事務局。 1983年埼玉県川越市生まれ。埼玉大学経済学部、京都大学公共政策大学院卒業。公共政策修士(専門職)。 公共空間の利活用、歴史的建築物活用等の制度づくりに携わる。
http://areamanagement.jp/
http://madcity.jp