開催情報
【作家】川上幸子
【期間】
[大広間]2014年11月26日(水)〜 11月30日(日)
[和室「明倫」]2014年11月26日(水)〜 12月7日(日)
【料金】無料
http://www.kac.or.jp/events/14536/
会場
会場名:京都芸術センター 大広間・和室「明倫」(2室同時開催)
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:-
概要
京都を拠点に活躍する若手作家・川上幸子による展覧会。ただ一本の線からはじまり、〈生成あるいは解体〉されるさまざまな形が、喚起するイメージの世界をご体験ください。景から形へ。形から景へ。
私たちは、知覚のひとつである視覚を通して、日常のなかで、いったい何を“みて”いるのか。
ただ一本の線からはじまり、<生成あるいは解体>されるさまざまなかたちが、我々にどのようなイメージを喚起させるのか。
『Lineament -線と生成、或いは解体-』は、京都を拠点に活動する若手作家・川上幸子による展覧会です。川上は、みるもの・みられるもの/形や認知/それらとイメージとの往還、といった関係に強い関心を持ち、ドローイングや造形作品、インスタレーションなど様々な形態の作品制作を続けています。
川上が約8年にわたり制作するシリーズ作品の精緻なドローイングは、シャープな線の反復をひたすら繰り返すことによって、画面の中にまるで“目で触れる”ような視覚的触感のある図像を生み出していますが、それらは曲線の一本もない単なる膨大な直線の集合体であるにも関わらず、みる者によってはまるで何かの風景や情景、有機的な生物、動植物のようにも感じられます。
本展では、京都芸術センター内の和室「明倫」と大広間という特徴的な2つの和室を使って、線描のドローイング作品と、空間そのものに線形を描き出す光のインスタレーションをそれぞれに展示します。
かたちから喚起されるイメージと、すでに固定化しているイメージ(景色)を再び別のかたちへと解体/変容させるこの2室の展示を通して、私たちがみること|みえること|みえていること|を再考する機会になるのではないでしょうか。
イベント・その他
アーティスト・トーク本展覧会の出品作家である川上幸子が、作品や展覧会についてお話します。
[日時]11月29日(土)16:00
[会場]和室「明倫」
[料金]無料(事前申込不要)
プロフィール
川上幸子1984年愛媛県生まれ。2007年京都造形芸術大学美術工芸学科彫刻コース卒業。2009年京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修士課程修了。「知覚と造形」をテーマとし、近年は特に知覚における“見え”を主軸に、「目で触れる」感覚を追った造形作品を制作。2009年「Art Award Tokyo 2009」(行幸地下ギャラリー)、「混沌から躍り出る星たち」(スパイラル)選出。2010年「SICF 11」(スパイラル)にてスパイラル奨励賞を受賞。主な展覧会に「川上幸子展:Continuity」(GALLERY RAKU|個展|2008)、「SICF受賞者展」(スパイラル|グループ展|2012)、「f/f – f/r」(IslandJAPAN|グループ展|2012)。今後の展覧会に「川上幸子/文谷由佳理 二人展」(GalleryJinProjects|グループ展|2015)、などがある。