開催情報
【期間】2021年6月19日〔土〕~11月28日〔日〕【開館時間】9:30~17:00(入館は16:40まで)
【休館】月曜日(祝翌日休館)
【料金】大人500円/大学生・高校生400円/小中学生300円/未就学児 無料/団体(15人以上)100円引
http://www.furutaoribe-museum.com/exhibition.html
会場
会場名:古田織部美術館webサイト:http://www.furutaoribe-museum.com/
アクセス:〒603-8054 京都府京都市北区上賀茂桜井町107-2
電話番号:075-707-1800
開館時間:9:30~17:30(入館は17:10まで)
休館日等:年末年始、展示替え期間中
概要
古田織部は天下の宗匠と称されましたが、何もないところに、彼一人で茶の湯の道をうち立てたわけではもちろんありません。師である千利休は当然ですが、それ以外の先人の教えも消化し、取り入れるべきは残し、余分なものはそぎ落とし、そしてその上に新たな工夫を積み重ね、その繰り返しの末に大成に至ったと考えなければなりません。そこで、今回は、茶の湯においては古田織部の1世代上にあたる茶人から、「天下三宗匠」と呼ばれた3人を取り上げました。その3人とは、織田信長・豊臣秀吉に仕えた今井宗久・津田(天王寺屋)宗及、そして織部の師・千利休(宗易)です。
彼らは、織部に直接影響を及ぼしたと考えられますが、それだけではなく、そろって貿易港として栄えた泉州堺を代表する豪商でもありました。彼らのような豪商茶人は、次の江戸時代にはついに現れることがありませんでした。彼らの茶の湯とは、いったいどのようなものだったのでしょうか。本展では、館蔵品から選りすぐった三宗匠ゆかりの品々をご紹介します。
また、世代的には織部と同一世代にあたる利休の高弟・山上宗二と嫡男の道安(紹安)にゆかりの資料、また、当時は第一の道具と称され、豪商たちが財力に物を言わせて盛んに輸入した呂宋(唐物)茶壺なども展示いたします。どうぞご堪能下さい。