• 2014年12月06日

開催情報

【作家】
王虹凱(ワン・ホンカイ)
【期間】2014年12月23日(火・祝)14:00–17:00
【料金】無料
【定員】80名
http://www.parasophia.jp/events/2014_orp_13_hong-kai_wang/

会場

 
会場名:京都芸術センター
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:-

概要

オープンリサーチプログラム13では、台湾出身で現在ウィーン美術アカデミー博士課程に在籍中の参加作家・王虹凱(ワン・ホンカイ)氏によるワークショップを開催します。王氏は2011年のヴェネツィア・ビエンナーレで台湾代表の一人に選ばれ、日本統治時代に設立されかつて製糖産業で栄えた虎尾市にある台湾糖業公司の元・労働者とその家族が、日々の労働の音を収集するワークショップシリーズを基に制作した《Music While We Work》(2011)を出品しました。PARASOPHIAでは、《Music While We Work》に加え、新しいプロジェクト《Dancers of the Millions》(仮称)を計画しています。今回のオープンリサーチプログラムでは、虎尾でのワークショップ(2013–)や台湾における製糖産業の歴史に関する文献資料をベースに、研究者や文化活動に関わる方々も交えて話をします。その記録動画は、この新たなプロジェクトの一部として、ビデオインスタレーションへと展開していく予定です。
オープンリサーチプログラムとは
アーティスティックディレクターとキュレトリアルチームが、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015に向けて行う調査研究のプロセスを広く一般に公開し共有するためのプログラムです。
主催 京都国際現代芸術祭組織委員会、一般社団法人京都経済同友会、京都府、京都市
共催 京都芸術センター

プロフィール

王虹凱(ワン・ホンカイ)
1971年台湾・虎尾生まれ、ウィーンと台北を拠点に活動
現在、ウィーン美術アカデミーで博士課程に在籍中。2011年のヴェネツィア・ビエンナーレでは台湾代表の一人に選ばれ、日本統治時代に設立されかつて製糖産業で栄えた虎尾市にある台湾糖業公司の元・労働者とその家族が、日々の労働の音を収集するワークショップシリーズを基に制作した《Music While We Work》(2011)を出品した。また、12人の作曲家たちが自身の地政学的な境界の横断経験を共有する無秩序な会話から生まれた習作を上演した《What’s the musical consequence of change?》(2013)、「ローカル」を定義づけている可視/不可視の境界を問う《Oath of Love》など、彼女の作品は長い時間をかけた人々との対話と忍耐強い共同作業を基本としている。それは公共空間の生成と力学についての、そして人々の社会での関係性と文化的な記憶の生成と保存/上書きについての社会政治学的な優れた分析と考察であり、サウンド、ビデオ、パフォーマンス、ワークショップ、テキストを用いて美術作品の形をとった報告書とも言える。
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015では《Music While We Work》の展示に加え、京都でのリサーチを踏まえた新しいプロジェクトを計画している。