• 2019年09月25日

開催情報

【作家】黒須信雄
【期間】2019年9月20日(金)~10月12日(土)
【開館時間】13:00 – 19:00
【休館】日・月曜日
【料金】無料

会場

会場名:ギャルリー宮脇
webサイト:http://www.galerie-miyawaki.com/
アクセス:〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側
電話番号:075-231-2321
開館時間:13:00~19:00
休館日等:日、月休廊

概要

 物質性を強く発する黒須信雄(1962年生まれ、多摩美大油画卒、東京在住)の絵画は、一方でその本性がまるごとどこかへ隠れ伏し、虚空に生滅している。虚空を見るとは一体どういうことか?見ようとすると見えないのに、見ないでいると見えてくる、あの感覚はなんなのか?このようなとき、絵画はまるで幻である。実をもって虚を表し、虚を通して実の如しを表す、黒須信雄の絵画がここに“顕現”する。物質を通してしか現れないにもかかわらず、非物質の世界を表す「顕現としての絵画」を追究してきた作者。驚異的なまでに丹念に描き上げられた蠢くような反復増殖の造形的文様は、見る者に眩暈を引き起こし、且つ見る者の意思することを強く喚起する。
 本展は、2年振り2回目の個展で、連作「虚空見(そらみつ)」を主とする新作絵画を発表。ドローイングと木彫も加え全30余点出品。
 存在の彼方を透視する観念世界への思索をさらに深める作者のテクストを掲載したリーフレット発行。