• 2020年03月31日

開催情報

【期間】2020年4月4日(土)- 6月21日(日)
【開館時間】午前10時~午後6時 (入館は午後5時30分まで)
【休館日等】月曜日(ただし、5月4日は開館)
【料金】一般 1,400円(1,300円) 学生 1,100円(1,000円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者の方は、障がい者手帳などのご提示で団体料金にご優待
http://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex069/index.html

会場

会場名:細見美術館
webサイト:http://www.emuseum.or.jp/
アクセス:〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
電話番号:075-752-5555
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日等:月曜日休み(祝日の場合、翌火曜日)

概要

 《ジオラマ》《劇場》《海景》といった写真シリーズで世界的に知られる現代美術作家 杉本博司。その活動は古美術蒐集、建築、庭園、舞台演出、インスタレーションなど多岐にわたります。
 これまでに細見美術館では、杉本が企画構成し、蒐集品で床飾りのしつらえを行った「味占郷-趣味と芸術-」展(2016年)、彼がリスペクトする謎のコレクター 夢石庵の美意識を再現した「末法」展(2017年)と、2回にわたり杉本の視点で日本美術を紹介してきました。
 3回目となる今回のテーマは「表具」。表具は、布や古裂、紙などを用いて作品を掛軸などに仕立てることです。美術品は表具を施すことで美術品は守られ、引き立てられてきました。さらに、古裂自体も鑑賞の対象として愛でられています。杉本は、自身の作品や古今東西の蒐集品を、そうした古裂を用いて独自のイメージやセンスで新しい姿に仕立てており、こうした作品は「杉本表具」と呼ばれてきました。
 本展は、自身の写真を掛軸・屏風・額といった様々な形式のフレームで飾った作品を展観する第一部、「杉本表具」と細見コレクションの競演の取り合わせによる第二部で構成し、表具の持つ表現の可能性を探ります。
 美術表現が多様化するこの時代に、飄々として世を渡る、数寄者杉本博司の美意識と、余芸というには余りある表現世界をご堪能ください。