• 2021年05月31日

開催情報

【作家】キム・ミョンファ
【期間】2021年6月8日(火) – 2021年6月13日(日)
【開館時間】12:00 – 19:00(最終日は17:00まで)
【休館日等】-
【料金】無料

会場

会場名:同時代ギャラリー ギャラリービス
webサイト:https://www.dohjidai.com/gallery/
アクセス: 〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町東入弁慶石町56 1928ビル2F
電話番号:075-256-6155

概要

CONTEXT
コンテクストを問い直す
要因が解明の糸口である
コンテクストは固定ではない
社会構造とともに変容する
倫理や規範に対するコンテクストの問い直しは特に念入りに。支配や搾取に加担したくもないし、かと言って殊更守りに入りたくもない。
また無いと思って踏み付けていたものは、単に見え辛かっただけの境界の縁かもしれない。
問い直さないコンテクストは忘れ去られ、いつしか無意味な形式だけが残る。そしてそれは自らを不自由にしばる、クソ校則のようなものになる。
それまで尊敬していた思いがけない人から”人権屋さん”と揶揄された事がある。
言葉や行動、意識は社会的弱者や一定の層に対して多大な暴力、生存の脅威となり得る。
例えば私たちは「人はみな平等である」という普遍的で抽象的な命題を“共有“しているが、実際の生活の中で個々の人々の平等がどのように侵害され、どんなギャップがあるのかについて、具体的に”共有”しているだろうか。
コンテクストの専有、もしくは形骸化が他者への傲慢に繋がっているのではないか。
あらゆる人権問題を考える時に前提となる個別の不平等や交差性、加害性を、どれだけ具体的に認識し、認識していないのかを問い直す。
フェミニズムによって幾分か自由になれた私は、それまでの自分の加害に押し潰されそうになりながら、でも潰れる訳にもいかないし、腹を据え、じたばたともがき抵抗する。人権屋さん上等である。
正しく、そして厚かましい、フェミニスト、アクティビストとしてのコンテクストの日々の問い直しを制作コンセプトにした。
アーティスト詳細
金明和 / Kim Myong Hwa / 김명화
Instagram:@myong_fa
1972年 兵庫県神戸市生まれ。大阪府高槻市に育つ。
1993年 朝鮮大学美術科卒
朝鮮学校美術教員として勤務(現在は北大阪朝鮮初中級学校・大阪福島朝鮮初級学校・京都朝鮮初級学校の美術非常勤講師)
2021年 ゲリラガールズ研究会所属。
李信恵著「#鶴橋安寧-アンチヘイトクロニクル」、小説「1945、鉄原」、「あの夏のソウル」の表紙絵、挿絵を担当。
▼▼▼展示履歴
2015年5月 紙色気土逢 gallery THOREY
2015年9月 おしえるひと=おそわるひと ART FORUM JARFO
2016年10月 109の土偶展 アートスペース煌翔
2017年5月 KYOTOGRAPHIE CLUB LUV ++2017 CLUB METORO
2019年11月~ 12月 世界のKAWAII展 渋谷 Picaresque Gallery
2021年8月22日〜10月11日 ヨコハマトリエンナーレ「刷音」