• 2020年01月15日

開催情報

【作家】
今西真也 Shinya Imanishi
森園真臣 Masaomi Morizono
小谷くるみ Kurumi Kotani
​大東真也 Masaya Daito
【期間】2019年12月14日(土)- 2020年1月25日(土)
【開館時間】13:00 – 18:00
【休館日等】日・月・祝
【料金】無料
https://www.cohju.com/19-komatsu-1

会場

会場名:COHJU contemporary art
webサイト:http://www.cohju.co.jp/
アクセス:〒604-0981 京都市中京区丸太町通寺町西入毘沙門町557江寿ビル 1F
電話番号:075-256-4707
開館時間:13:00- 18:00
休館日等:日・月・祝

概要

Statement ―
COHJU contemporary artでは、12月14日(土)から1月25日(土)まで、若手作家によるグループ展「untamed vol.1」を開催いたします。
弊廊でも初の試みとなる本企画展では、表現方法や出身大学も異なる、関西を拠点に置く20代の4人のアーティスト:今西真也、森園真臣、
小谷くるみ、大東真也による新作を展示いたします。
企画展のタイトルである「untamed」は、飼いならされていない・抑制されていない・手付かずの、といった意味を持つ英語の形容詞です。
大学院を修了して間もない、また現在在学中の可能性に溢れた若手作家の、世界や制作に対する新鮮で自由な眼差しをご覧いただける内容に相応しい言葉として採用いたしました。また、今後も定期的に同様の趣旨で若手作家を紹介する企画展の開催を予定しており、本展はその第一弾となります。
塗りと削りの相反する二つの要素で絵画の視覚性を追求する今西真也。コンピュータ上のシミュレーションを現実界で組み直すことで、現実と仮想空間とを超越する美を探求する森園真臣。窓というモチーフを用いて、気配や痕跡といった超自然的な存在を平面に落とし込む小谷くるみ。既製品のガラス瓶に再度熱を加え、自然の摂理と偶然性によって生じる変様をそのまま作品として提示する大東真也。
共に同じ世代・時代を生きる4人のアーティストの今現在のイノセントな表現をご覧いただけるよう、共通のテーマを設けず各々の異なる作品へのアプローチにフォーカスしてご覧いただけるような構成となっております。各方面より注目を集め、今後の活躍が期待される4人の若手作家の新作を、ぜひこの機会にご高覧ください。
「浮遊」への興味から空間を漂う作品の制作を試みる中で、表現に最適であった羽根を素材として選んできましたが、今展では新たに羽根に変わる新素材を用いた作品を発表いたします。カーボンロッドやポリカーボネートフィルムといった軽量かつしなやかな素材を用いることで、羽根がもつ軽やかさを併せ持ちながらも、これまでには実現できなかったスケールの作品制作が可能となりまし た。漆黒の言わば「人工の羽根」が影と連動しながらゆっくりと旋回する様は、清らかな「光」を彷彿とさせる従来の鳥の羽根の作品とは対照的に、軽やかでもどこか重厚な「闇」を想起させます。空間に浮遊する作品の光と影がそこかしこで交錯し、共鳴し合い 、幻想的な世界を生み出します。
今展では新素材を用いた「Air Line」シリーズに加え、従来の鳥の羽根を使用した「Lifelog」シリーズ、森で採集した蜘蛛の巣を何層にも重ねて制作した「Network」シリーズなど、小松のこれまでの活動を顧みることができる展示となっております。
また、COHJU contemporary art は京都市の姉妹都市であるパリ市発祥の「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」に着想を得た一夜限りの現代アートの祭典、ニュイ・ブランシュKYOTOに参加いたします。開催日の10月5日(土)には特別に開廊時間を22:00まで延長して作品をご鑑賞いただけますので、ぜひこの機会に日中とは少し違った雰囲気の中で小松作品をお楽しみいただければ幸いです。