開催情報
【作家】金氏徹平
【期間】2014年10月4日(土)〜 11月3日(月)
【料金】無料
http://www.kac.or.jp/events/13964/
会場
会場名:京都芸術センター
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
※10月4日(土)のみニュイ・ブランシュのため22:00まで延長。
※10月18日(土)のみイベントのため14:00-20:00オープン。
休館日等:-
概要
あらゆることが生成される「舞台」としての作品、琳派の歴史を参照しながら、総合芸術としての場所へ——
京都在住の美術家、金氏徹平は、横浜美術館での個展「溶け出す都市、空白の森」(2009)をはじめ、北京での個展やエルミタージュ美術館での企画展などの国内外での発表のほか、近年は舞台作品の美術も手がけている。プラスチック製品やキャラクター人形、金属、木材、雑誌の切り抜き、シール……主に日用品を素材として、ささやかに手を加えたり、接合、変形、組み合わせたりすることで、見たこともないのに既知感のある奇妙な世界へ誘う。
今回の『四角い液体、メタリックなメモリー』は、パフォーミングアーツ、さらに日本の美術の一大流派「琳派」との結節点を探る大胆な試み。京都芸術センターギャラリー北では、虚構の舞台を思わせる「Model of Unknown Stage」シリーズの最新作などを展示予定。ギャラリー南では会期中に、美術作家、ミュージシャン、役者らの参加を得て、金氏自身が企画した4つのイベントが予定されている。
「出会うはずのなかった物や出来事や人がそれそのままの状態で出会う場として設定されること」とかつて自ら書き記した金氏徹平の世界。予想外の出会いに、未知の世界が広がるような開放感を味わうことが出来るだろう。
イベント、その他
会期中イベント1: ライブペインティング「トレースのヨーカイ」出演:板垣賢司(美術家)+ 森千裕(美術家)+ 横山裕一(マンガ家/美術家)+金氏徹平)
日時:10月 4日 (土) 19:30-21:00
会場:京都芸術センター ギャラリー南
料金:無料
会期中イベント2: ライブ「ミュージックのユーレイ」
出演:オオルタイチ(ミュージシャン)+金氏徹平+西川文章(サウンドエンジニア/ 音楽家)
日時:10月 11日 (土) 20:00-21:00
会場:京都芸術センター ギャラリー南
料金:¥2,000(要申込・オールスタンディング)
会期中イベント3: パフォーマンス「レクチャーのオバケ」
出演:青柳いづみ(俳優)+ 金氏徹平+ 山田晋平(舞台映像家)
照明:吉本有輝子 音楽:蓮沼執太 衣装:藤谷香子 レクチャー(映像出演):天野一夫
日時:10月 18日 (土) 12:00-13:00、20:00-21:00
会場:京都芸術センター ギャラリー南
料金:各回¥2,000(要申込・オールスタンディング)
会期中イベント4: クロージングパーティー「パーティーのマボロシ」
ゲスト:日菓(和菓子ユニット)
日時:11月 3日 (月・祝) 19:00-
会場:京都芸術センター ギャラリー南
料金:無料(申込不要)
※お菓子の数に限りがありますのでなくなり次第終了します。
プロフィール
金氏徹平1978 年京都府生まれ。2001 年京都市立芸術大学在籍中、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)に交換留学。2003 年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。プラスチック製品やキャラクターフィギュアなどのおもちゃ、雑誌の切り抜き、シールなど身の回りにあるものを素材に、コラージュ的手法で制作を行う。個展「溶け出す都市、空白の森」(2009、横浜美術館)など国内での発表のほか、海外での個展や企画展も多数。
近年では、シンガポールビエンナーレ2011、エルミタージュ美術館での企画展「Mono No Aware. Beauty of Things. Japanese Contemporary Art」(2013-14)参加、北京での個展「Towering Something」(2013、ユーレンス現代美術センター)など。また、2011 年『家電のように解り合えない』(作・演出:岡田利規、出演:森山開次)、2013 年、ARICA+ 金氏徹平『しあわせな日々』(あいちトリエンナーレ2013 にて初演)にて舞台美術を手がける。