• 2014年09月04日

開催情報

【作家】
上前智祐、笹岡敬、椎原保、殿敷侃、福岡道雄、宮﨑豊治、八木正
 
【期間】2014年9月26日(金)〜10月19日(日) 会期中無休
【料金】無料
http://aube.kyoto-art.ac.jp/archives/1449
https://www.facebook.com/desertislands2014?hc_location=timeline

会場

 
会場名:ギャルリ・オーブ
webサイト:http://aube.kyoto-art.ac.jp/
アクセス:〒600-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
京都造形芸術大学人間館1F
電話番号:075-791-9122
開館時間:11:00~18:00

概要

 
1980年代、オールオーバーで装飾的なインスタレーション、レリーフ的な絵画、あるいは絵画/彫刻の復権といった動向とは一線を画しつつも、しかし緩やかなる同時代性を帯びた作家たちの実践があった。建畠晢は彼らの一部を「時代の状況から鋭く孤立したところにそれぞれの拠点を定めた作家」と呼んだが、「関西ニューウェーブ」が席巻し、すべてが「インスタレーション」として呼びならわされていくその過程において、彼らはどのように自らの作品と向き合ってきたのだろうか。そこにはただ60年代や70年代との切断や急激な転換の痕だけが刻まれているわけではないはずである。
「ひとつの島が無人島でなくなるためには、なるほど、単に人が住むだけでは足りない。」―ジル・ドゥルーズが残した奇妙なテクストが私たちにヒントを与えてくれる。他者なきそれぞれの拠点=無人島において、本展の作家たちは自身の日常を信じつつも反転させ、制作を行ってきた。彼らの実践は、無人島になり続けようとする不断の過程なのかもしれないが、その創造性は、これまでの80年代美術のイメージに修正を促すものだ。
断片的に語られてきた彼らの創造性をつなぎとめる係留点をつくりあげることで、本展が「80年代」を再考する一契機になるとともに、それぞれの作家の実践を現在と結びつける場となれば幸いである。
主催:京都造形芸術大学
キュレーター:長谷川 新
協力:上前智祐記念財団、下関市美術館、千葉市美術館、ギャラリーほそかわ、特定非営利活動法人キャズ(CAS)
出展作家:上前 智祐、笹岡 敬、椎原 保、殿敷 侃、福岡 道雄、宮﨑 豊治、八木 正

イベント・その他

 
◆トークイベント◆
日付:10月11日(土)
会場:ギャルリ・オーブ 進行:長谷川 新
14:30-16:00 福岡道雄、宮崎豊治、石崎 尚[愛知県立美術館学芸員]
16:30-18:00 笹岡 敬、椎原 保 ほか
予約不要 定員80名