開催情報
【作家】藤井 隆也【期間】2021年 8月10日 (火) ~ 22日 (日)
【開館時間】15:00-19:00(最終日18:00まで)
※COVID-19の状況により、予定を変更する場合がございます。ご来場の際は、ギャラリーホームページをご確認の上、お越し下さい。
【料金】無料
https://artspotkorin.wordpress.com/2021/08/03/次回の展示-藤井-隆也-個展-「裂・きれ」cloth-fragment%E3%80%8020/
会場
会場名:Art Spot Korinwebサイト:https://artspotkorin.wordpress.com
アクセス:〒605-0089 京都市東山区元町367-5
電話番号:075-746-3985
概要
古代の織物の断片を裂(きれ)といいます。数年前から『裂・きれ』のシリーズを始めました。
最初は、自分の好きな文様を描くだけでした。日本の伝統的な文様。
単に記憶の中にある文様。そこから始まり、裂、名物裂から選んだ文様。
ロンドンの大英博物館でも、いっぱい自分の資料になりそうなものを・・・
東南アジア、アフリカ、様々にチェックし、元々好きなアッシリアの石彫レリーフは、行く度に。
教会のフレスコ、テンペラ、床の文様、装飾物・・・ルネッサンス以前の絵画やタペストリーの端の一部分に、僕の目を引くものが見つかります。
もちろん、現代のものの中にも。
なんてことのないものたちの中にも、様々に、形をなしているものがあって、それらに僕は興味を惹かれます。
それらは、自分にとっては文様と言えるもので、それらを描く。
そんなところから始まりました。
今も、基本的な姿勢は変わってないんですが、今は、 今回展示しているような感じのものを、ただただ毎日・・・
筆をとり、色を置きながら、作業の中で考えている感じで、自分の好きな文様を、自分の好みにつくり、絵にしていく。
それは僕自身の裂を作る作業です。生まれてくる自分らしい文様とは?自分の気にいる裂は?
何もない。思想も、メッセージも、物語も、何もない、ただ紋様があるだけです。
色彩と文様。それが、今の自分の漂いついた地点です。
略歴:
1976 京都市立芸術大学卒業
1979 京都市立芸術大学日本画専攻科終了
1989 創画会賞
1995 文化庁在海外研究員 ドイツ・デュッセルドルフ
1996 – 98 デュッセルドルフ美術大学 招待学生
2005 – 2011 エジンバラ美術大学特別研究員
2012 – 2016 エジンバラ大学特別研究員
2013 – 2020 愛知県立芸術大学非常勤講師
現在、ドイツ、英国を拠点とし、制作や展覧会を行う。
HP: http://www.takayafujii.info/