• 2020年09月21日

開催情報

【作家】奥田誠一
【期間】2020年9月22日(火)〜9月27日(日) 
【開館時間】12:00〜18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料
http://art16.net/archives/2455

会場

会場名:galerie 16
webサイト:http://art16.net/
アクセス: 〒605-0021 京都府東山区石泉院町394 白川橋上ル
電話番号:075-751-9238

概要

surface -消失と存在の鬩ぎ合う処–
焚火の後、燃えさし(燃え残った部分)に、強く存在感・リアリティを感じることがありました。全体が消えて見えなくなると、何がそこにあったのかさえわからなくなることがありますが、一部でも残っていれば知識と想像が、今は無きものを含めて事物の存在を強く認識させてくれます。
出展作品は、和紙を燃やして制作しています。
和紙の燃えさしを重ね、継ぎ広げて、表層(surface)とします。
表層(surface)は、唯一無二の模様をまといます。それは、思考や感情の移り変わり、或いは次々とオーバーライト(上書き)されるデータの渦にもみえます。
浮かび上がる(surface)モノやヒトガタの内部は、虚(ウロ)となっています。ウロと外の空間は、表層に生じた無数の穴により繋がります。内界と外界が繋がり、ともに虚空(コクウ)となります。何もない空間は、すべてのものが存在する処でもあるといえます。
物や人の存在は儚げで不確かですが、流動的な時空間の概念において、物や人は現象として常に存在するのです。
美術家 奥田誠