• 2014年07月04日

開催情報

【作家】
荒川医(artist) +サージ・チェレプニン(artist) 、井上文雄 (CAMP) +永田絢子 (picniic)、菅かおる (artist) + 田中和人 (artist) 、木村友紀 (artist) + 前田岳究 (artist) 、COBRA (artist) + 八重樫ゆい (artist) Yui Yaegashi、齋木克裕 (artist) + 西脇エミ (artist) 、ローゼン・ジェフリー (gallerist) + ローゼン美沙子 (gallerist) 、高木瑞季 (curator) 竹崎和征 (artist) 
【期間】2014年7月18日(金) ~2014年8月31日(日)
【料金】無料
http://newintimacies.tumblr.com/

会場

会場名:ギャラリー9.5(東九条明田町7ホテルアンテルーム京都内)
webサイト:http://hotel-anteroom.com/
アクセス:〒601-8044 京都府京都市南区東九条明田町7番
電話番号:075-681-5656
開館時間:12:00〜19:00
休館日等:-

概要

普段、アートの世界では、作家性という「個人」を軸とした、美術館での個展、モノグラフ、批評もしくは論考が展開されている。そこではアーティストと他者との関係性は、脚注に留まる。では、スタジオをシェアしている仲間の作品の無意識な相互影響、食事の時に会話したあるアイディア、一緒に訪れた特別な場所での共通の体験などは、いったいどう作品に記録されているのだろう。
この展覧会は、アーティスト、またはアートに深く関わる者で、あえてカップルである8組を招待する。彼ら、彼女らは、必ずしも常にコラボーレーションをする間柄ではない。そこでは批判もあるだろうし、妥協もあるかもしれない。棲み分けのようなものもあるかも知れない。ある時、その関係は何かしら終わりを迎える可能性もなくはない。でもそこにある「親密さ」とは何か?
現代の社会では、テクノロジーの進化や、インターネット、スマホの普及により、どこで今、何が起こっていて、何が話されているのか、私達はほとんど瞬時に知る事が出来るし、遠くの知人の極めてパーソナルな出来事をあたかも身近な事のように共有できる。人と人との関係は世界規模に拡大したけれど、やはりそこでは「親密さ」が通貨となっている。
感情の衝突や、日常性を通して育まれた「親密さ」、テクノロジカル・コミュニケーションを介した「親密さ」、相手の作品を理解しようと、通常の鑑賞者以上の努力や好奇心の果ての「親密さ」。このような「親密さ」を通過してアートという価値を共有している(かに思える)自らのパートナーにこの展覧会は焦点をあてる。そしてここでは、出来るならば、カップルとして共同の作業の中で作品を制作していただきたい。カップルは、小さな単位ではあるが、そこには、複雑な関係性が時間軸と感情の軸の中に存在している。その作品は、現代の超高度情報社会において、新たな「親密さ」として通常化するだろう。
文字通り「親密すぎる」関係であるカップルが、展覧会を通じて新鮮な価値を提示し、パブリックな場で交差させることで、ひとつの可能性を開くことができるのではないだろうか。「愛」と呼んだら大げさだが、私達は「New Intimacies/ニュー・インティマシー -親密すぎる展覧会-」を通じてそれを探求する。
企  画:  菅かおる+田中和人
主  催:  アブストラクト実行委員会 2014  abstract.iinkai@gmail.com
デザイン:  立花和政+コマツバラミワ
協  力:  ホテルアンテルーム京都
       京都府文化力チャレンジ

イベント・その他

「手をつなぐこと」   井上文雄 (CAMP) + 永田絢子 (picniic)
「手をつなぐ」という行為を通じて、親密な関係性について考えます。
日 時:
① 2014年7月19日(土)   14:00~17:00
② 2014年7月20日(日)   17:00~20:00
③ 2014年7月21日(月・祝) 14:00~17:00
集合場所: ホテルアンテルーム京都 Gallery 9.5(京都府京都市南区東九条明田町7番)
定 員 : 各回8名(予約制)
参加費 : 無料
〈ご予約・お問い合せ〉abstract.iinkai@gmail.com
件名を「手をつなぐこと 参加希望」とし、本文に「(1)お名前 (2)参加希望日時」を明記の上、上記メールアドレスまでご連絡ください。