開催情報
【作家】青山裕企【期間】2023年7月21日(金)~8月6日(金)
【開館時間】11:00 ~ 19:00
【休館日等】無休
【料金】無料
オープニングレセプション: 7月22日(土) 16:00~19:00 (予約不要)
会場
会場名:AMMON KYOTOwebサイト:http://www.ammon.co.jp/
アクセス:〒604-8004 京都市中京区三条通河原町東⼊中島町87
電話番号: 075-366-4400
概要
このたびAMMON KYOTOでは、2023年7月21日(金)より写真家・青山裕企による「SCHOOLGIRL COMPLEX A to Z 」を開催いたします。写真家・青山裕企(あおやまゆうき)の代表的作品「schoolgirl complex」は、2006年から制作をはじめて、2007年にキヤノン写真新世紀優秀賞(南條史生選)、2010年に写真集を刊行、シリーズ累計10万部以上のベストセラーになりました。2013年に、作品を原案とした映画「スクールガール・コンプレックス〜放送部篇〜」(主演: 森川葵・門脇麦)を公開。同級生の女の子と全く話せない悶々とした高校生活を過ごしてきた青山が、思春期の頃の女性に対する妄想を膨らませて制作してきた作品が、幅広い支持を得るに至りました。
関西初の大規模な個展となる本展では、2021年に刊行された15年分の「schoolgirl complex」の全貌(A to Z)をまとめた写真集「SCHOOLGIRL COMPLEX A to Z」に収録された全500点の作品をすべて展示する試みを中心に、以降撮影された新作も合わせて発表いたします。
ARTIST STATEMENT
「schoolgirl complex」は、記号的な存在である女子学生をモチーフに、凝視から生まれるさまざまな妄想やフェティシズムを、淡い憧憬としてパッケージした作品です。透けるシャツ・ソックス・チェックのスカートからのびる足・膝裏・ほくろ・かさぶたなど、画一的な制服を身にまとっていても、彼女たちの個性の痕跡はたしかに存在していて、思春期の頃の私は、それらに対して強い妄想と欲望を抱いていました。それと同時に、まだ女性経験がなかった私は、女性に対して強い恐怖心(コンプレックス)も抱いていました。
そんな複雑な感情・妄想・欲望を、徹底的に洗練された形で表現して、記号化することにより、私は思春期の儚さや危うさを多面的に表現したいと考えています。