• 2021年10月12日

開催情報

【期間】2021年10月1日(金)- 10月27日(水)
【開館時間】11:00~18:30
【休館日等】会期中無休
【料金】無料
http://gallery-yamahon.com/?page_id=1396

会場

会場名:京都やまほん
webサイト:http://gallery-yamahon.com
アクセス: 〒606-8343
京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1
電話番号:075-741-8114

概要

日本陶芸界のみならず海外陶芸界においてもやきものの価値とその魅力を広く伝える中里隆氏。中里氏は、九州・佐賀県のやきものである唐津焼をルーツとしながら、国内外を自由に行き来し、その土地での素材を使い、自由な感性で作陶を続ける作り手です。その作品は、いずれも巧みな作陶技術によって生まれる伸び伸びとした形、釉や焼きによる質感など、やきものならではの魅力を湛えています。
唐津の名門陶家、中里太郎右衛門窯十二代目当主(号:無庵、1895~1985)の五男として生まれた中里は、青年期に京都や唐津で作陶を学ぶと、1971年には種子島に渡り、島の土による種子島焼を手がけます。帰郷後、自身の「隆太窯」を築窯し拠点とすると、全国各地に旅をし、陶芸の技によって人との交流を深め、出会いや学びを楽しみながら創作を行ってきました。海外の土や釉など、現地の素材を活かしながらも、空間を飾り、手で触れ、用いることに喜びを見出してきた日本のやきものの原点である「器」に礎を置く中里作品は、作陶の初期から現在まで半世紀以上にわたって多くの人を魅了してきました。
本展では京都やまほん10周年を記念しまして、今年84才を迎える中里氏に食卓毎に触れる湯呑から選りすぐり84種を出品いただきます。多くの方々に日常の器の魅力を感じて頂ける機会となれば幸いです。どうぞご高覧ください。